インターハイ女子個人、地元の名張・堂崎月華が自己最高の準優勝

 三重・津市のサオリーナで開催されている全国高校総体(インターハイ)柔道競技は11日、女子団体試合に引き続き、女子個人戦の48キロ、52キロ、57キロの3階級で優勝が争われ、57キロ級では、地元・三重の名張・堂崎月華(3年)が自己最高の準優勝に輝いた。

 2回戦から登場した堂崎は、決勝までの5戦のうち3試合がゴールデンスコア(延長戦)にもつれ込んだが、それはむしろ「ゴールデンスコアになると強い」と自信を持つ堂崎のペースだった。

 地元でのインターハイに向け、全体練習に加えて一人で走り込みやロープ登りをして鍛えた体力を発揮し、2回戦は延長の末にけさ固め、3回戦は小外刈りで一本勝ちすると、2試合連続で延長戦を戦った4回戦は相手の反則、準決勝は小外掛けで粘り強く勝ち上がった。

 決勝の相手は、優勝候補の夙川学院(兵庫)の金知秀(3年)を破って勢いに乗る立命館宇治(京都)の岡田恵里佳(2年)。今年のポーランドカデ国際大会覇者に、「警戒はしていたが、相手のスピードが想像を上回っていた」(堂崎)という袖釣込腰からの合わせ技で敗れ、惜しくも地元優勝は叶わなかった。

 試合直後は、「たくさんの方に応援していただいたのに、悔しい」と涙を流したが、表彰を終え、銀メダルを掛けて再び報道陣の前に立つと、「柔道人生初の決勝に進めてうれしい。自分たち以外に試合をしていないのは特別だった。3位、2位ときたので、次は日本一を目指したい」とはにかんだ表情で新たな目標を口にした。

 宮下豊監督は、「昨年のインターハイは3位。春の選抜でも3位だったので、それを超えられてホッとしている。1年生の時はインターハイにも出られなかったが、ここまで力をつけたのは素晴らしい。たくさんの方の指導のおかげでここまで成長できた。まだまだ伸びる選手」と中学から指導する愛弟子の成長に目を細めた。(山田 智子 / Tomoko Yamada)

山田 智子
愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

自己最高の準優勝に輝いた名張・堂崎月華【写真:山田智子】