2018年上半期(2017年冬~2018年6月公開作品)の上半期外国映画作品別興行収入ベストテンが文化通信社より発表され、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が興収75億円(以下、数字は一部推定)を記録し、上半期1位を獲得した。125億円を超えた『美女と野獣』を筆頭に、上位8作品が40億円超えとなった昨年度に比べると、今年は全体的な洋画の興収が伸び悩んだ印象があるが、それでも上位5作品は30億円超えを果たしている。

 2017年12月15日に『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は全国377劇場・937スクリーンで公開。初週の土日2日間で動員73万7,467人、興収11億2,580万円を記録。新シリーズに入って初めて動員・興収ともに初登場1位を飾り、5週連続でトップを走った。2作連続の100億円突破作品とはならなかったものの、その後も11週連続でベストテン入り。見事2018年上半期ナンバーワン作品に輝いた。

 昨年に続き、今年もディズニー作品は4本(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『リメンバー・ミー』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『ブラックパンサー』)がランクイン。「マーベル」「ピクサー」「スターウォーズ」といった強力ブランドを持つ同社の強さを改めて印象づけた。

 ヒュー・ジャックマン主演の『グレイテスト・ショーマン』が興収52億円で2位。これは58億9,000万円を記録したヒュー主演の『レ・ミゼラブル』に匹敵する成績だ。2月16日に初日を迎えた同作は、初週の全国映画動員ランキングで初登場1位を記録。その後、10週連続でトップテン入り。主題歌となった「This Is Me」をはじめとしたパワフルな楽曲の数々が話題となり、口コミが広がったことと、多くのリピーターを獲得したことがロングランヒットにつながった。

 下半期は、現在大ヒット公開中の夏映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』『インクレディブル・ファミリー』『ジュラシック・ワールド/炎の王国』がランクインすることが予想され、洋画全体の底上げとなるか注目される。

 上半期ランキングでは、前述した『グレイテスト・ショーマン』に加え、『デッドプール2』『キングスマン:ゴールデン・サークル』『オリエント急行殺人事件』と20世紀フォックス映画配給作品が4本ランクインを果たした。今後、20世紀フォックス映画はディズニーが買収する可能性があり、業界再編がどのような影響を及ぼすのか。その流れにも注目したい。(取材・文:壬生智裕)

【2018年の上半期外国映画作品別興収ランキングトップ10】(最終興収の数字は一部推定)

1『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』75億円
2『グレイテスト・ショーマン』52億円
3『リメンバー・ミー』50億円
4『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』37億3,000万円
5『ボス・ベイビー』34億3,000万円
6『レディ・プレイヤー1』25億5,000万円
7『デッドプール2』18億円
8『キングスマン:ゴールデン・サークル』17億円
9『オリエント急行殺人事件』16億2,000万円
10『ブラックパンサー』15億5,000万円

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』より - (C)Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ