U-17アフリカネーションカップ予選のタンザニア対ブルンジ戦で会場騒然のプレー

 U-17アフリカネーションズカップ予選のグループステージ初戦が11日に行われ、ホームのタンザニアがブルンジに2-1と勝利した一戦で、終了間際に会場が騒然とする衝撃的なプレーが起きた。海外メディアは「残忍な攻撃」「犯罪級のキック」と一斉に伝えている。

 17歳以下の代表チームによるアフリカ大陸大会で、タンザニアとブルンジが対戦。タンザニアが前半10分に先制するも、ブルンジが同19分に追いつき、同28分に再びタンザニアが追加点を奪う白熱の展開となった。2-1とタンザニアリードで後半アディショナルタイムを迎えた場面で、そのシーンは起きている。

 タンザニア主将のFWモリセ・アブラハムが左サイドへ抜け出すと、相手との間に体を入れながらドリブルしてボールをキープ。タッチライン際で二人に囲まれてスペースがなくなると、寄せに来た相手の頭上にボールをふわりと浮かし、プレス回避を試みて、その思惑はまんまと成功したかに思われた。

 抜かれた相手はジャンプしても届かず、対応不可能と見るや後ろ回し蹴りのように右足を振って顔元をキック。その一撃をまともに受けたアブラハムはそのまま地面に倒れ込んで悶絶するなか、相手はさらにアブラハムの足を踏みつけた。

 終盤に起きたプレーにタンザニアベンチも騒然となり、主審に猛抗議の姿勢を見せている。タンザニア衛星局「Azam TV」が動画を公開すると海外メディアも一斉に取り上げ、次のように伝えた。


まさかのノーカードに「審判はファウルこそ認めたが…」

 ペルー紙「リベロ」は「残忍な攻撃。顔面にヒールキックし、さらに相手を踏んだ。驚いたことに、審判はファウルこそ認めたが、カードを提示しなかった。これに相手チームは憤怒した」と報じている。

 コロンビアのテレビ局「カラコル」は、「ブルンジの選手がボールを探してジャンプし、相手にキックをお見舞い。ハードな一撃がアブラハムを打ちのめした」と伝えれば、アルゼンチンのテレビ局「TyC Sports」は「犯罪級のキック」と表現した。

 最終的にファウルを犯したブルンジの選手にカードは提示され、倒れたアブラハムも大事には至らなかったが、ショッキングなプレーは大きな反響を呼んでいる。


(Football ZONE web編集部)

U-17アフリカ大陸大会で会場騒然のプレーが…(写真はイメージです)【写真:Getty Images】