▽スーペル・コパ2018、バルセロナvsセビージャが12日にモロッコで行われ、2-1で勝利したバルセロナが2年ぶりの優勝を果たした。

▽昨季、リーガエスパニョーラとコパ・デル・レイ2冠を達成したバルセロナと昨季コパ・デル・レイ準優勝のセビージャの2チームで争われるスーペル・コパ。例年、ホーム&アウェイ形式で行われてきたが、今季はワールドカップ開催による選手たちの疲労を考慮し中立地モロッコでの一発勝負という形となった。

▽昨季限りでイニエスタ、パウリーニョという主力クラスが退団したバルセロナは今夏ラングレ、アルトゥール、ビダル、マウコムの4選手を獲得。今回のスーペル・コパではラングレとアルトゥールがメッシやルイス・スアレス、テア・シュテーゲン、ジョルディ・アルバら主力と共に先発に入った。

▽一方、前ジローナのマチン監督を新指揮官に迎えたセビージャは前述のラングレやコレア、セルヒオ・リコが退団し、代わってバシリクやアレイシ・ビダル、ニャニョン、アンドレ・シウバらが加入。すでにヨーロッパリーグ(EL)予備予選でシーズンをスタートしたチームは新守護神バシリクとセルジ・ゴメスの新戦力を除きバネガやケアー、ムリエル、ヘスス・ナバスなど昨季からの主力を起用。ただ、マチン監督お馴染みの[3-4-3]の新布陣で臨んだ。

▽立ち上がりからバルセロナがボールを保持する展開が続くが先制点は早い時間帯にセビージャに生まれる。9分、最終ラインのメルカドから前線に長い縦パスが出ると、相手DFに当たってコースが変わったボールがボックス手前中央のムリエルに渡る。ここでDFを引き付けたムリエルからボックス右でフリーのサラビアに短いパスが通り、最後は左足のシュートがゴール左隅に決まった。この場面で副審はオフサイドの旗を上げたもののビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証の結果、ゴールが認められた。

▽一瞬の隙を突かれて先制を許したバルセロナはすぐさま反撃を開始。右ウイングに入ったメッシがアルバへの対角線上のスルーパスを使いながら左サイドを崩し、そこからグラウンダーのクロスを中央のスアレスらに供給していく。さらに15分には左CKのショートコーナーからドリブルでゴール左に持ち込んだメッシがシュートも相手GKの好守に遭う。

▽その後もメッシやラフィーニャを起点に内と外を織り交ぜた攻撃でゴールを目指すバルセロナだが、右サイドバックのセメドや左ウイングのデンベレが効果的に攻撃に絡めず、厚みのある仕掛けを見せられない。37分にはボックス右に抜け出したスアレスに絶好機もここはシュートを枠の左に外してしまう。

▽それでも攻勢を続けるバルセロナは42分、アルトゥールがボックス手前の好位置で倒されてFKを獲得。キッカーのメッシの右隅を狙ったシュートはGKバシリクに触られて右ポストを叩くも、このこぼれ球に反応したピケが左足で流し込み、同点に追いつく。その後、サラビアとメッシに2点目のチャンスが訪れるも前半は1-1で終了した。

▽迎えた後半、ハーフタイム明けにラフィーニャを下げてラキティッチ、53分にアルトゥールを下げてコウチーニョを投入したバルセロナ。後半は被カウンター時の修正が施された結果、完全に試合をコントロールしていく。だが、60分のメッシの直接FKが再び相手GKの好守に遭うと、62分には逆にバネガの左CKをフランコ・バスケスに頭で合わせられバー直撃の決定機を許す。

▽その後も一進一退の攻防が続く中、セビージャはミランから加入したばかりのアンドレ・シウバ、古巣初対戦のA・ビダルをピッチに送り出し攻勢を強める。対してバルセロナは78分にボックス内でスアレス、メッシと立て続けに決定的なシュートを放つが、GKバシリクの驚異的なセーブに阻まれる。しかし、直後の78分にはメッシの素早いリスタートからボックス手前右でパスを受けたデンベレが右足を一閃。強烈なシュートがゴール左上隅に突き刺さり、ついにバシリクの牙城を破った。

▽この勝ち越しゴールを守り切りたいバルセロナは86分に殊勲のデンベレを下げて新戦力ビダルをピッチに送り出す。だが、試合終了直前の90分にはボックス内での守備陣の連係ミスからA・ビダルをGKテア・シュテーゲンが倒してしまい、土壇場で痛恨のPK献上。それでも、百戦錬磨のドイツ代表GKはキッカーのイェデルの右を狙ったシュートを完璧に読み切ってストップし、自身が与えたPKを見事に阻止した。そして、セビージャとの激闘を制したバルセロナが2年ぶりとなるスーペル・コパ優勝を果たした。
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