1人の“チャレンジャー”が自分の得意ジャンルで、99人を相手にクイズで対決するフジテレビ系クイズバラエティ特番『超逆境クイズバトル!!99人の壁 夏の大花火』が、15日(19:00~21:00)に放送される。当時入社2年目の社員が企画した同番組は、昨年大みそかの午前帯に第1弾が放送されると大きな話題を集め、今年4月の第2弾はプライム帯、そして今回の第3弾でついにゴールデンに進出だ。

今回は、これまで同様の「無差別級」と、平成時代に活躍した日本人に詳しい100人を集めた「平成の日本人編」の2部構成。「無差別級」のクイズを出題するのはもちろん、フジの名クイズ番組で問題文を読み上げてきた牧原俊幸アナウンサーだ。7月31日で同局を定年退職してから、この『99人の壁』が、フリー転向後地上波初番組となる牧原アナに話を聞いた――。

○出題は「ちょっと震えますね」

――『カルトQ』『クイズ!ヘキサゴンII』と、社会現象になったクイズ番組で問題読みをしてきた牧原さんですが、また新たに『99人の壁』という話題のクイズ番組をご担当されていますね。

最近のフジテレビでも非常に話題になった番組なので、そこに出会えたことがうれしいというか、指名していただいてありがたいですね。

――クイズの出題については、他のアナウンサーの追随を許さないポジションを確立されているように思います。

そんなことはないですけど、単純に好きですね。でも、前回の『99人の壁』を見て、もうちょっとスピードを上げて声を張ってもいいのかなとか、ゆっくり読みすぎなのかなとか、どのパターンがいいだろうかと反省しました。

――本番までにどのような準備をされるんですか?

1人5問に予備が2~3問×100人だから、800問のクイズがまとめていきなりメールで送られてくるんですよ。問題を読んでおかしいと思ったところは聞かなければいけないので、それを全部チェックしています。それと、文字量も多くて老眼にもなってきましたから、問題文は全部拡大してプリントアウトして、それぞれに付せんで番号を付けておいて、本番ではチャレンジャーが決まるとすぐに取り出せるようにしています。

――100種類の『カルトQ』があるわけですもんね。

そうですね。『カルトQ』の出題原稿は長くて3行くらいあったんですけど、『99人の壁』はそれより短くてシンプルなので、1問1問の大変さというのはそこまでではないんです。だから読んでいて楽しいんですけど、ただ、演出上、非常に緊張感のある番組で間違えられないプレッシャーがあるので、ちょっと震えますね。

それと、『カルトQ』では、読んでる問題文の意味も分からないし、答えを聞いても理解できないから、正解者に解説してもらうという感じだったんですよ。そうすると、得意げにいっぱいしゃべってくれて(笑)。『99人の壁』も、答えた人にさらに突っ込んで聞くと、もっと深い知識が出てきますよね。その面白さが100人100様だからいくらでもできる。企画者はまだ25歳の千葉悠矢くんですが、若いスタッフが本当にいい番組を考えましたよ。

○『カルトQ』の頃の雰囲気

――あらためて、『99人の壁』の魅力はなんでしょうか?

解答者がみんな一般の方で、皆さん個性的なのがいいですよね。今のクイズ番組で、タレントさんがメインじゃないのは、『パネルクイズアタック25』くらいらしいですから。そして、そういう人たちのやる気に火をつけるので、その空間が緊張感でとても面白いものになっている。だから、こっちも緊張しながら読んでます。この雰囲気は、それこそ『カルトQ』の頃の深夜番組の雰囲気を感じますね。小山薫堂さんもフジテレビの番組審議会で「フジテレビの本当に元気だった頃の匂いを感じました」とおっしゃってましたけど、きっと同じ雰囲気を感じたのかなと思います。その両方に携わることができたのは、本当に良かったです。

――7月31日でフジテレビを定年退職されて、『99人の壁』はフリーアナウンサーとして地上波初仕事になりますね。

家族で楽しめる番組ですから、今回の放送はお盆休みのゴールデンタイムといういい時間帯ですよね。フリーになって地上波初なので、気合入れてやりたいと思います。

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