世界各国多数の都市で宿泊施設を提供している「Airbnb(エアビーアンドビー)」を通して、カナダ・トロント市内のアパートをレンタルしたあるカップル。しかし室内にあったデジタル時計に隠しカメラが設置されていることに気付き、「Airbnb」とカナダ警察に通報した。『Metro』などが伝えている。

英スコットランドに暮らすダギー・ハミルトンさん(34歳)とガールフレンド(本人の意思で名は公表されず)は、休暇で訪れたカナダ・トロントでの滞在先アパートを「Airbnb」で予約した。

9月6日の1泊を予約したそのアパートは、所有者が他にも6軒の物件を抱えておりサイト内でのレビューも多数あったことから、ダギーさんは安心していたようだ。しかしトロント市内観光を終えて疲れた体でアパートに辿り着き、20分も経たないうちに“あるもの”に疑いを抱く。

リビングのローテーブルの上にあったデジタル時計は、オープンスペースのリビングエリアから奥の寝室に向けて置かれているかのように見えた。ダギーさんはリビングのソファに横になりながら10分ほどそれを眺め、最近YouTubeで見たある動画を思い出していた。

動画は、ぬいぐるみや小さなボタンに設置された隠しカメラを紹介したものだった。ダギーさんは、そのデジタル時計を見て「ひょっとして」と思ったという。というのも時計にはスマホに使う充電器のようなワイヤーが接続されており、「もしかして隠しカメラが中に埋め込まれているのでは」という疑念がダギーさんの中で消えなくなったのである。

そこで時計を手に取り充電器を外すと、裏側にリチウム電池が入っていた。更に時計の表にはめ込まれたプラスチックを取り除くと、小さなレンズが現れ、それが隠しカメラであることを確信した。ダギーさんはすぐに「Airbnb」に連絡し、同時にカナダ警察にもこの件を通報した。すると「Airbnb」は、近くの豪華ホテル3軒のうちの1軒をオファーしダギーさんたちにアパートを出るように伝え、更に滞在費の全額を返金した。現在も同社のセキュリティーチームがこの件を調査中であり、カナダ警察もダギーさんから通報を受けたことや捜査中であることを明かしている。

ダギーさんは翌7日、Facebookに「もしAirbnbを利用しようと考えている人がいるなら、この投稿を是非読んでほしい」と今回の件について投稿した。「Airbnb」側は「通報を受けたホスト(物件所有者)はリストから削除しました。今後、このホストが所有している宿泊施設への予約はキャンセルする意向です。お客様のプライバシー保護は弊社にとっても非常に大切な問題であり、こうした行為には“ゼロ・トラレンス”方式で対応し、お客様へのフルサポートを心がけております」と述べている。なお、ダギーさんはこのような“気味の悪い”経験をしたものの、今後も「Airbnb」を利用していくつもりのようで「チェックインしたら、部屋を隅々までチェックすることにするよ」と話している。

画像は『Metro 2018年9月10日付「Couple find ‘spy camera’ hidden in clock at Airbnb flat 」(Picture: Dougie Hamilton)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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