ユーモラスで考えさせられる研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」。その2018年受賞者が発表され、昭和南総合病院消化器病センター長野県)の堀内医師が、医学教育賞を受賞しました。テーマは「座った姿勢での大腸内視について」で、自らの身体を使った研究姿勢が評価されました。

【画像でみる:授賞式で説明する堀内医師】

 通常、横向きに寝た状態で肛門から管状の内視を大腸に挿入する内視ですが、堀内医師は苦痛を少なくする研究に着手。その中には、挿入する極細管(スコープ)の硬さを変えることにより患者の苦痛を和らげ挿入を容易にする研究が含まれており、検者が体を傾けた状態で管(スコープ)を自ら挿入する可性を探ったとのことです。

 堀内医師は、授賞式のスピーチでもその検方法について説明。左手で本体を操作しながら右手肛門に内視を挿入する様子を、イラストなどを交えて説明すると会場は大変な盛り上がりに包まれました。

 今後について堀内医師は、この方法を使うことにより大腸内視が従来よりも容易なものとなり、検受診率を高めることにより大腸ポリープ期発見と即時摘除につながることが期待されるとしています。

 イグ・ノーベル賞における日本人の受賞はこれで12年連続。2017年には「交尾の仕方があべこべで、メスにペニスがある洞窟昆虫」で生物学賞を吉澤和徳氏(北海道大学)、上村佳孝氏(慶應義塾大学)らが受賞しています。

「座った姿勢での大腸内視鏡検査について」を説明したイラスト(授賞式のYouTube動画より)