政治家が汚職に手を染めているかは、顔を見れば分かる――そんな米国の調結果が話題だ。しかもそのポイントは「顔の大きさ」なのだという。意識高い系メディア「Big Think」が報じている。

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■顔写真で不正を見抜ける!?

 経歴やニュースを一切知らなくても、人間は腐敗した政治家をかなりの高確率で見分けることができる……そんな研究成果を発表したのはカリフォルニア工科大学の研究者らだ。

 研究者らは100人のボランティア72人の州、または連邦レベル政治家(半数は汚職で有罪判決を受けている)の顔写真を見せた。条件を一定にするため、政治家は全て男性で、写真背景を切り抜いたのものを使用した。ボランティアには写真男性政治家だとすら知らせず(政治家だと気づいた場合は除外した)、汚職に関わっているか、正直か、寛大か、利己的かなどについてどう感じたかなどを尋ねた。すると、ボランティアは約70確率で、不正を犯した政治家を見分けていたという。カリフォルニア州地方議会の政治家の顔写真を使って同じ実験を行っても、ほぼ同様の結果が得られたという。

 では、人々は一体政治家の顔のどこを見て、その人物が「汚職に手を染めているか」を判断しているのだろうか? 研究者らはこれを明らかとするため、顔写真ボランティアの印から、不正を犯しているという印に関わる特徴を発見した。それは顔の大きさだった。顔の横幅が広い政治家ほど、腐敗していると判断されがちだったのだ。

 そこで、実験では100人の政治家の顔写真を加工し、横幅を広げて、めてボランティアにどのような印を持つのか尋ねた。すると、顔の横幅が大きい写真は小さい場合にべ、明らかに「不正を行っていそう」と判断されたというのである。

 当然だが、顔の大きさと実際に不正を働くかどうかは全く別の問題だ。顔が小さくても汚職に関わる人もいるし、逆に顔が大きくても清廉潔という人もいる。研究者らも、裏で不正を犯しているが表向きには「クリーン」な政治家が、実験に使用した写真の中に混じっている可性を認めている。しかし、顔が大きいと「腐敗している」とみなされやすいという傾向はあるのもまた確かなようだ。

 だが、ここで一つ思い返して欲しい。歴代の日本総理大臣アメリカ大統領も、顔の大きな人は多かったような気がしないだろうか。だとしたらなぜ、「不正を犯しそう」な人物をわざわざ選挙で選んでしまうのか?

 研究者らはその理由の一つとして、顔の大きい政治家は疑われやすいため、均以上に詮索されて、有罪判決を受けやすい傾向があるのではないかと考えているようだ。また、「不正しやすい」とみなされることで、悪い輩が近づいてきやすく、実際に汚職に関わる機会が増える可性があるとも摘する。

 もちろん、大きな顔が与える印は何も悪いことばかりではない。過去の研究では、大きな顔をした男性は積極的に攻撃するホッケープレイヤーになりやすいという報告もあるなど、リーダーシップや積極性といった良い評価とも関連しているのだ。さらに、顔写真では悪印を抱いたとしても、動いたりしゃべったりする姿を見て、最初の印をすっかりめることは当然起こりうるのである。

 現在日本では自民党総裁選が行われているが、安倍晋三氏と石破茂氏を較したとき、横幅の広い顔つきの石破氏は、第一印という点では不利なのかもしれない。だが、写真の印動画や言動で簡単に覆されるのもまた事実政治家とは、顔も所作も言動も、そしてもちろんも問われる、実に大変な仕事ということだろう。

(編集部)
イメージ画像は、「Thinkstock」より

※イメージ画像は、「Thinkstock」より