普遍的なデザインを持った製品は、時を経ても多くの人々に長くされています。レトロデザインとは、そんな普遍的要素をモチーフに取り入れたもので、かわいらしくておしゃれなことが特徴です。ここでは、そんな中身や機が最新で、レトロデザインクルマをいくつか紹介しましょう。文・立花義人

ホンダ N-ONE

ホンダ Nシリーズの第3弾、N-ONE(エヌワン)は、1967年に発売されたホンダ初の本格的な乗用、N360モチーフとした軽自動車です。

当時のN360は小さくて丸っこいかわいらしいデザインから、「エヌっころ」という称で親しまれていました。見たは小さくても、大人4人がラクに乗れる間をつくるため、人が乗るところは最大に、エンジンはコンパクトに設計する「マン・マキシマム/メカミニマム」思想に基づいて作られていました。

N-ONEはその思想を受け継ぎ、現代の安全基準と先進装備とともによみがえりました。ラジエーターグリルの両端にちょこんと丸ヘッドライトが乗ったようなデザインは、N360へのオマージュレトロ感があり、かつシンプルスタイリッシュな造形は、遊び心をも感じさせてくれます。

VW ビートル 2016

2011年に発表されたフォルクスワーゲンのザ・ビートル(The Beetle)は、1938年に生産が開始されたタイプ1のデザインモチーフを取り入れたモデルです。

VW タイプ1は、当時のドイツ首相アドルフ・ヒトラーが、後のポルシェ創業者フェルディナントポルシェ博士に開発を依頼して完成したで、大人4人を乗せることができる室内に、ある程度のトランクスペースフロントに、エンジンリアに配置するというパッケージでした。

その基本的なデザインヒトラー自身が提示したもので、丸っこいのようなスタイルから、ドイツでは「ケーファー(甲)」、英語圏では「ビートル」や「バグ」と呼ばれて親しまれました。世界中で受け入れられた嬌のあるタイプ1のデザインは、現代でも通用するほど魅的なものですよね。

2018年現在販売されている最新のビートルは、ゴルフベースに製造されたFFコンパクトカーですが、世界中でされた親しみ深いデザインモダンな雰囲気が加えられ、個性的な1台に仕上がっています。

③ミツオカ ヒミコ
ミツオカ ヒミコ 2018

個性的なデザインモデルを販売する光岡自動車。そのラインナップのなかでも、ひときわ強い個性を放っているモデルが、ヒミコです。レトロというよりも、1930年代英国クラシックカーのような、ノスタルジックな雰囲気があります。

気になる中身は、最新のマツダ ロードスターで、職人が1台1台手作業で内外装をカスタマイズする手法で製作されています。

ロングノーズ、ショートデッキの流麗なデザインや、大きくり出したフェンダー、大センターグリルはまさにクラシックカーそのもの。趣味性の高い1台ではありますが、中身は最新のクルマなので安心して乗ることができます。

フィアット 500 2015

イタリア自動車メーカーFIAT(フィアット)が、1957年に発売した小NUOVA 500(2代目チンクチェント)の、現代版とも言えるのが2007年に登場した500です。

NUOVA 500といえば、アニメルパン三世」の作中でルパンが乗っていたクルマとして、日本でも広く知られています。

2007年に登場の新しい500は、駆動方式はRRからFFになり、ボディも拡大された別物。もちろんエアバッグやスタビリティコントロールハイドローリックブレーキアシストなど最新の安全装備も用意されています。

BMW MINIミニ
MINI

ドイツBMW2001年に設立した自動車ブランド、販売されているのがMINIです。現行は、BMW MINIとして3代にあたるモデルですが、基本デザインに大きな変更はありません。

もともとのミニは、イギリスBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)が生んだ大衆で、現代の軽自動車よりも小さなボディのFFで、1959年デビュー

全長わずか3メートルのボディでありながら大人4人が乗り込めるスペース、優れたハンドリング経済的で安価、かわいらしくも完成度の高いデザインは、すぐに大衆文化に受け入れられ、以来40年以上にわたって生産されました。

2001年BMWMINIに関する権利を取得、その後販売された新MINIは、ボディサイズが大幅に拡大されましたが、ミニモチーフを巧みに取り入れたデザインは、もがミニの後継であることを理解できるものでした。

現在は、コンバーチブルやステーションゴンといったタイプが用意され、さまざまなカラーバリエーションルーカラーボンネットトライプとの組み合わせで、オリジナルの1台を選ぶことができます。


どれも現代のクルマですが、デザインレトロクルマは他にもたくさんあります。クルマにも流行のデザインというものがありますが、レトロデザインにはまた特別な個性と魅がありますね。

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文・立花義人
フリーライター5歳の頃に自動車図鑑で見たアルファロメオデザインに衝撃を受け、以降クルマに魅了される。様々なクルマの個性を知りたいと考え、免許取得後産・輸入問わず20台以上を乗り継ぐ。検整備を取り扱う企業に勤務していた際、メンテナンスや整備に関する技術や知識を学ぶ。趣味ドライブ、食べ歩き。現在パサート・ヴァリアント

現代のクルマだけどデザインがレトロなクルマ5選