中国のある空き巣犯は先日、突然帰宅した家主から逃れようと身を潜め、見つからずに家から脱出する方法を探っていた。ところが、テレビから流れてくる笑い話に思わず吹き出してしまい、あっけなくバレたそうだ。

中国紙重慶晩報などによると、この一件は11月25日に起きた。重慶市梁平県で暮らす58歳の顔良(仮名)は定職を持たず、ギャンブルに明け暮れる毎日。その日もいつも通り、賭けトランプに熱中していた。

しかし、結果は大負け。そのとき顔良は失った金を何とか取り戻そうと、近所で暮らす顔見知りの張華さんの家に空き巣に入ることを思い付いた。張さんは夫や息子と離れて暮らしており、また、彼女の家の構造も顔は熟知していたからだ。

そして、同日午後6時ごろ、家に張さんがいないことを確認した顔良はついに犯罪を決行。鉄棒を使って側門をこじ開け、張さん宅に侵入することに成功した。

しかし、室内を物色していると、予想外の出来事が起こる。張さんが家に戻って来たのだ。顔良は驚き、蚊帳の後ろに回り、ひとまずベッド下に身を潜めることにした。見つかりさえしなければ、張さんが眠りについた後にその場から逃げ出せると踏んだためだ。

一方、空き巣犯が部屋に潜んでいるとは夢にも思わない張さんは、のんきにベッドに座ってテレビ観賞を始めた。身動きが取れない顔良も焦りを感じながらほかに術はなく、テレビ番組を眺めることに。しかし、これがいけなかった。張さんが観ていたのはお笑い番組だったのだが、観ていた顔良はこらえ切れず、思わず笑い声を発してしまったのだ。

こうなったらすべては台無し。顔良は張さんにすぐに発見され、いったんは抵抗して逃げ出すことに成功したものの、1時間後には逮捕されたという。