日本人の5人に1人が“睡眠で休養が取れていない”“何らかの不眠がある”という症状を訴えるなど、多くの人が悩みを抱える“睡眠”について『ナグモクリニック』総院長の南雲吉則医師が解説する。

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 夜、眠りに入った直後の深い睡眠を、ノンレム睡眠といって、夢も見ない、寝返りも打たないで爆睡している状態なんだ。このとき脳と体は充分に休めている。その後、今度は眠りが浅いレム睡眠というものに入る。このとき脳は働いていて、夢を見たり、寝返りを打ったりするね。明け方のレム睡眠は、特に眠りが浅くなるんだよ。

 レム睡眠とノンレム睡眠の周期は1セット約1時間半。脳が休んでいるのは最初の2~3セットだけなので、実は毎日最低でも4時間半寝れば充分なんだ。

 でも、4時間半以上眠っているのに、「寝ても疲れが取れない」「短時間で目が覚めるし、不眠症かもしれない」っていう人も多いよね。個人差はあるにしても、4時間半以上眠っていたら、そんな心配をする必要はないんだよ。

 7時間以上寝ると逆に寿命が縮むという報告もあるから、長く寝れば健康とか、疲れが取れるという考えは間違い。“普段寝不足だから日曜は昼まで眠る”という“寝だめ”もあまり意味はない。どんなに疲れていても脳は3~4時間半眠ればリフレッシュできるからね。

※女性セブン2013年2月21日号

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