日本初上陸を果たす「貴婦人と一角獣」。これは中央の貴婦人が右手で旗を掲げ、左手で一角獣の角に触れている「触覚」
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福井晴敏の原作を基に、漫画、ゲームといったメディアミックスを展開している人気シリーズ「機動戦士ガンダムUC」。3月2日(土)より最新作『機動戦士ガンダムUC episode6「宇宙と地球と」』が上映されるアニメ版も話題を呼んでいるが、この作品の中で重要なモチーフとして登場する美術作品「貴婦人と一角獣」をご存知だろうか?

【写真を見る】獅子と一角獣が立ち上がり、旗を掲げる「味覚」。美術ファンもガンダムUCファンも興奮必至!

「貴婦人と一角獣」は実在の美術作品で、1500年頃にフランドルで制作された6枚のタペストリーからなる連作。それぞれのタペストリーは「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」の五感に加え、人間の第六感まで表していると言われることもある。とはいえ、現在でも作者すら不明のままとなっており、未だ大きな謎に包まれた作品なのだ。「ガンダムUC」シリーズでは名家ビスト一族がこのタペストリーを実際に所有している設定で、劇中に登場するユニコーンガンダムも、この一角獣やライオンがモチーフとなるほど重要で印象的なアイテムとして描かれている。

そんな「貴婦人と一角獣」の実物を目にすることができる展覧会「フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展」が4月24日(水)より国立新美術館で開催される。中世ヨーロッパ美術の最高傑作とも言われる同作品は、これまで一度しかフランス国外に貸し出されたことがなく、もちろん今回が日本初上陸!所蔵元のフランス国立クリュニー中世美術館では至宝とまで呼ばれている作品だけに、この上陸は日本美術界の事件として大きな話題になっているのだ。

ガンダムファンはもちろん、そうでない方にも一度は生で見てほしい「貴婦人と一角獣」。「ガンダムUC」の『episode1 ユニコーンの日』では、主人公バナージ・リンクスがビスト家の屋敷でこのタペストリーと出会う印象的なシーンがあるが、まさにあの場面のバナージのように、あなたも本作と運命的な出会いを果たすことになるかもしれない。【トライワークス】

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