これまで「20代」をテーマとしたビジネス書を多数執筆し、若手ビジネスパーソンを叱励してきた千田哉さん。新刊となる『死ぬまで仕事に困らないために20代で出っておきたい100の言葉』(かんき出版/刊)も20代に向けた1冊となっています。
 これまで大学時代に1万冊もの本を読み、これまで1万人以上ものビジネスパーソンたちと対話(1対1の面談)してきたという千田さんですが、その中で、膨大な数に上る気づきがあったとのこと。
 新刊JPニュースでは、インタビューを3回に分けて配信。今回は中編をお届けします。


中編:千田さんが考える「現在20代が優れているところと欠けているところ」

―ここからは千田さんの20代の頃の話をうかがっていきたいのですが、まずはどのような20代を過ごされてきたのですか?

千田哉さん(以下、千田)「一言で言うと、何もできないなりに何でもやってきたという感じですね。もう少しやれば何かできたんじゃないか、というような後悔はありません。
人間にはそれぞれ向き不向きがあると思いますが、自分はとりあえずやってみて向いているかどうかを確認するということを、20代を通してずっとやってきたので、今の自分のすべきことに集中できるんです。迷いがない状態というか…遠回りしてきましたからね(笑)

―やはりそれは20代の間にたくさん本を読んだり、たくさんの社長に会って話したりという経験に裏打ちされたものでしょうか。

千田「それもあると思いますし、自分は将来こうなりたいというイメージがあったので、自然に導かれていったのかも知れませんね」

千田さんが考える、今の若い世代の人たちが秀でている部分、欠けている部分を1つずつあげて頂けますか?

千田「まず秀でている部分ですね。これは私がコンサルタントとして付き合ってきた20代はかなり優秀な人材ばかりだと思うので、それが前提になると思うのですが、皆さん、若いうちからやりたいことが決まっているんですよね。自分の標が明確になっている。これはすごい強みだと思います」

―では、短所はいかがでしょうか。

千田「短所なんですが、断られ慣れていないというところがあると思います。受験だったらテストの点数が合格点に達していないから自分の勉強不足だという理由付けができます。しかし、就職活動になると、何が駄で自分が落とされたのかわからない。点数も偏差値もないから、全人格が否定されたように思ってしまうんですよね。でも、これって社会人では当たり前じゃないですか。例えば企画を上に提案したときに断られることなんて普通にありますし、それは明確な点数によって断られるわけではないですよね。断られるということにまずは慣れて、自分のどういうところが悪いのかを分析しないと、30代になってもは付きませんよ」

―確かに失敗すると、全部が駄になったような感覚に陥ります。

千田「それは失敗に対して免疫がないからだと思います。でも、失敗ってすごい財産なんです。もし、失敗もせずに30代になってしまったら、とても悲惨なことになってしまうと思いますよ」

―では、千田さんが20歳の頃に戻れるとしたら、その後、どのような人生を歩みたいと思いますか?

千田「結論から言うと、絶対戻りたくないです(笑)。まるで地獄みたいな感じでしたから。むしろはやく年齢を重ねていきたい、はやく100歳になりたいという気持ちのほうが強いです。どんどん成長していきたい。
よく昔の友だちと会って話していると、10代や20代の頃は責任もなく気軽に毎日を過ごせてよかったという話で盛り上がるんですが、私は全くそう思わないです。絶対に戻りたくない(笑)。もう一度同じ20代を過ごせといわれても、ちょっと理です。当時は何も知らないから、あの環境に耐えられただけで」

なるほど

千田「でも、あえて言うのであれば、自分が今書いているような本に20代のうちから出会っておきたかったというのはありますね」

インタビュー続きはこちらから( http://www.sinkan.jp/news/index_1887.html

20代の長所と短所について語る千田さん