sign2.jpg 福島第1原発の事故による「風評被害」を受けた福島県川俣町。その難局を乗り切ろうと、『賭博黙示録カイジ』などで知られる福本伸行さんら漫画家有志と、東京・吉祥寺にあるホルモン酒場の経営者らが立ち上がった。福本さんから相談を受けた地元の協力者らは2011年4月23日、チャリティーイベント「いらっしゃい、川俣町。」を開催している。来場者は同日12時時点で500人(記者調べ)を超える。

 川俣町は、福島市から車で30~40分の距離にある人口約1万5000の町。町の一部が「計画的避難区域」に指定されたことや、一時的に牛乳の一部などから放射性物質が検出されたことが報道され、風評被害により地鶏「川俣シャモ」をはじめとする地元の特産品が深刻なダメージを受けている。隣の福島市で生産されたキュウリは、これまで1箱(約50本入り)2,000円で売られていたものが「1箱数百円でも買い手がない」(地元農家)状態だという。

tori.jpg なお、同町の鶏肉から放射性物質は検出されておらず、キュウリが福島県の出荷制限対象になった事実もない。

 こうした風評被害を吹き飛ばそうと、同イベントでは川俣シャモを使った鶏鍋やキュウリの配布を行っているほか、福本さんや『毎日かあさん』で知られる西原理恵子さんらが川俣町の子供たちを対象とするサイン会を行うなどしてイベントを盛りあげた。

 このイベントの模様は、4月23日21時からニコニコ生放送で詳しく伝えられる。

(土井大輔)

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