部屋は汚れ放題、時間は自分のために使い放題。こんなだから彼女どころか女友達もできないのか、彼女や女友達がいないからこんななのか……?
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「モテない」……それは男たちにとって永遠の悩みだ。しかし、その形は時代が進むごとに変化している。そこで現代の“モテない男たち”の実態を、さまざまなデータをもとに探ってみた。

まず、“モテ”への入り口である「異性に友達がいるかどうか」という問題。18歳~34歳の男性を対象にした国立社会保障・人口問題研究所「第14回出生動向基本調査」によると、「異性に友達すらいない」という男性が、2010年の時点で61.4%も存在している。

2005年の同調査では「いない」と答えた人は52.2%だったため、交際相手どころか、異性の友達すらいない男性が時代とともに着実に増えていることがわかる。

交際相手がいる男性も安泰ではない。その先にある「結婚」は、さらにハードルが上がるからだ。例えば男たちが結婚できない理由のひとつに「お金がない」という経済的要因が挙げられるが、実際のところ、女性は男性にどのくらいの収入を求めているのか。

2011年に結婚相談所「オーネット」が20代~40代の未婚女性900人に「結婚相手に求める年収」を聞いたところ、約8割の未婚女性が「400万円以上の年収」を望んでいることが判明した。

一方で、国税庁「民間給与実態統計調査」(民間の事業所の給与所得者、パート・アルバイトを含む)によると、20代男性の平均年収は315万円(2011年)。30代男性でようやく「466万円」(同年)となるが、つまるところ、彼女たちの条件を満たせる男性は半分程度しかいないワケだ。

とはいえ、キミが大企業の正社員ならば、20代のうちは年収が低くても年功序列による収入アップが見込める。しかし、25歳~35歳男性の非正規労働者の割合は年々増加しており、2012年には15.9%もの男性が非正規労働者として働いている(総務省統計局「労働力調査」による)。

この「正規雇用・非正規雇用」という問題は“モテ”にも影響している。20代、30代の恋愛事情をまとめた、内閣府「結婚・家族形成に関する調査」では、正規雇用者の既婚率が27.5%であるのに対し、非正規雇用者のそれはわずか4.7%にとどまっている。

さらに恋人のいる割合は正規雇用者では27.2%だが、非正規雇用者では15.3%にすぎない。交際経験の有無に至っては、非正規雇用者の「交際経験なし」率は39.3%となっている(正規雇用者の「交際経験なし」率は14.7%)。

結婚、恋愛とも、非正規雇用者のほうが圧倒的に「モテない」この事実。フリーターや派遣などの非正規労働者は今後も増え続けると予想されるだけに、雇用形態とモテ・非モテの相関関係は残酷な現実として男たちの前に立ちはだかり続けるに違いない。

(取材・文/直井裕太 黄 孟志)

■週刊プレイボーイ22号「あぁ、モテない人生って素晴らしい!! ~独り身人生のたしなみ2013~」より

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