人目を気にせず楽しめる一人カラオケ、通称「ヒトカラ」
ダ・ヴィンチニュース

 最近人気の一人カラオケ、通称「ヒトカラ」。

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 以前なら一人でカラオケ店に入るのは勇気と度胸を必要としたかもしれないが、現在はかなりハードルが下がって、カラオケ=お一人様でもOKという認知が徐々に広まり、今やヒトカラ専門のカラオケも多数存在している。

 そこで、店舗側と利用者の声をヒアリングし、ヒトカラの実態について調査しようと思う。

 ちなみに筆者も、ヒトカラ愛好家のひとりだ。少なくとも、月に3回は行っている。ヲタクライターを自称しているだけに、歌う曲はほぼ100%、アニソンやゲーソンだ。特に台詞の多い曲は、まずヒトカラで練習し、その成果をみんなが集まったときに披露して、ドヤ顔を決めていると言っても過言ではない。

 さっそく、最近増え始めたヒトカラ専門ではなく、一般的なチェーンのカラオケ店を回ってヒアリングしたのだが、どの店でも、平均して3~4割はヒトカラ目的の来店だそうだ。3組に1組と考えると、意外と多い。

 さらに、どのぐらいの時間を楽しむのか? と聞いたところ、1~2時間の人もいるが、フリータイムでがっつり歌う人がかなり結構多いという回答を得た。

 また、熱唱するだけでなく、楽器の練習に来る人も結構多いようで、とある店舗では、ヒトカラの人の3割は楽器の練習に来ていると言っていた。

 これだけ認知され、普及してきたヒトカラ。今度はその魅力やメリットについていくつか検証してみよう。

○人の目を気にせず歌える。
これはやっぱり、ヒトカラの醍醐味だろうと思う。
順番を気にする必要も、空気を読む必要も、盛り上げる必要もない。
自分の好きな曲を好きなだけ、延々と歌うことができるし、同じ曲を何度歌っても誰も文句を言わない。それもひとりならではの魅力。純粋に、ただ自分の欲求を吐きだすことができるのだ。

○好きな時に好きなだけ行ける。
学生であれ社会人であれ、人数が増えれば増える程、集まる日時やタイミングを合わせるのは難しい。やはりどうしても週末になりがちだ。
だがしかし! ヒトカラなら大丈夫だ、問題ない。
「この間行ったばっかりだしなー」とか、「こいつカラオケ好きすぎだろ! 常考」とか思われることもなく、自分のペースで楽しめる。

○思う存分練習ができる。
人前で歌う場合、よほど親しい間柄でない限り、やはり「歌える曲」でないとリクエストしづらい。
入れてから「あれ? サビしか分からない…。」とかになると、気まずい空気になることもあるだろう。
そうならないための練習にも、ヒトカラは一役買ってくれる。ヒトカラなら、例え間違っても、フルコーラスを知らなくても気にならない。
最近は、アニメの映像と共に曲が先行配信される場合、歌詞が表示されないものもある。
そんな曲も、ヒトカラなら気楽に歌える。難易度の高い曲や台詞の多い曲はヒトカラで歌い込むといいだろう。

 さて、一通りヒトカラの魅力を挙げたところで、今度はヒトカラ経験者、愛好者ならではの「あるある!」を聞いてみた。

○歌いながら曲を入れる。
これは、「ずっと俺(私)のターン!」なヒトカラならではかもしれない。

○飲み物を持ってきた時に気まずい。
ヒトカラ経験者なら少なからずあるのではないだろうか? 慣れてきたらそうでもないが、最初は私もかなり気まずかった。

○最初のドリンクを持ってきてもらうまでカラオケを始めにくい。
アニソンや台詞入りの曲等、一般的でない曲を歌いたい場合、特に激しく同意できる。

○自分の世界に入り込む。
曲の世界に入り込んで、曲に浸るのも、ヒトカラなら遠慮なくできる。

○台詞で本気出す。
今、大人気の「進撃の巨人」のOPなど、最近は台詞の多い曲が増えてきている。最初から人前だと恥ずかしかったり自信がない場合は、ヒトカラで慣れるといいかもしれない。

○店員「お1人様ですか」→最初「は、はい///」→数回後「一人ですが何か?」
慣れとは恐ろしいものだ……。

○いろんな声で歌って遊ぶ。
かっこいい声や萌え声、声真似等、曲によって使い分けたりすると、飽きがこなくて非常に楽しい。誰も良し悪しを判断してくれる人はいないが…。

○動画にしてUPする。もしくは録音して自分の歌声チェック。
ニコニコ動画やYoutube等で動画投稿や生放送に慣れている人に多そうだ。

○普段座って歌うけど、ヒトカラの時は立って歌う。
本気出す! ということだろうか。しかし分からなくない。

○隣の部屋もヒトカラだとちょっと安心する。
両隣がヒトカラだったりすると、なぜだか安心する。日本人だな、と思う瞬間。

○予約曲は常に3曲以上。むしろ空白が見えない。
ひとりの場合、順番がないことと、ある程度歌いたい曲が決まっているということもあるのだろう。

○最初に歌う曲と最後に歌う曲が決まっている。
まずはテンションを高めるため、終わりの余韻に浸るためなど、自分ルールが存在する。

○終了10分前コールが地味にうざい。
サビに差し掛かっていたり、いいところだったりすると、残念な気持ちになる。

○お冷を2つ持ってこられたとこがある。
……筆者はまだ未経験だが、皆はあるのだろうか?

 ヒトカラ実態調査、いかがだったろうか? まだヒトカラを経験したことのない人は、ぜひこの機会に勇気を出してみてもいいかもしれない。なにせ3組に1組がヒトカラの時代なのだから。

取材・文=月乃雫
(ダ・ヴィンチ電子ナビ アニメ部より)

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