布川事件の再審で無罪判決を受けた桜井昌司氏と杉山卓男氏の2人が2011年5月27日、都内で行われたトークイベントに参加した。桜井氏は「布川事件では検察側が無実につながる証拠を隠して、裁判所をだました」と話し、裁判における証拠の全面開示の必要性を訴えた。「今のルールのままだと、みなさんも裁判員として誤判に加担することになる。おかしいと思いませんか」と聴衆に呼びかけた。
「布川事件」とは1967年に茨城県利根町布川で1人の男性が殺害された強盗殺人事件のこと。この事件では、当時20歳だった桜井氏と21歳だった杉山氏が逮捕・起訴され、無期懲役の判決が確定。18年間の服役後に仮釈放された2人は冤罪を訴え続け、2011年5月24日の再審判決で無罪を勝ち取った。
桜井氏はイベントで、「布川事件では検察側が無実につながる証拠を隠して、裁判所をだました。検察が無罪につながる証拠を隠していいという今のルール、おかしいと思いませんか」と語り、裁判における証拠の全面開示の必要性を訴えた。さらに、「検察が見た証拠は、当然弁護人も見るべき」と話し、現状のままだと「みなさんも裁判員として誤判に加担することになる」と危機感を示し、今後も冤罪を無くすために声をあげていきたいと話した。
また、同イベントに参加したジャーナリストの青木理氏も、証拠の全面開示の必要性に言及。「警察や検察が集めた証拠は警察や検察のものではない」と言い、「公権力が大量の人員と税金を使って収集した証拠は国民共有の財産だ」と話した。続けて、「同じ証拠をもとにして、検察側は被告の有罪を立証し、弁護側は無罪あるいは情状の有無を証明し、最終的に裁判所が判断するという当然のことができていないのが現状である」と指摘した。
◇関連サイト
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http://live.nicovideo.jp/watch/lv50480821?ref=news#01:10:00
(丸山紀一朗)




