榎宮祐さんのライトノベル「ノーゲーム・ノーライフ」が“体制崩壊を想起させる”として中国で出版中止
おたくま経済新聞

漫画家でありライトノベル作家の榎宮祐さんが、代表作「ノーゲーム・ノーライフ」が中国で出版中止になったことをTwitterを通じ明かしている。

【画像付きの元記事はこちら】


今回出版中止が決定した「ノーゲーム・ノーライフ」は、“バトル出来ないファンタジー世界”をコンセプトに、戦争のかわりに“全てがゲームで決まる”という世界が描かれている。

舞台は架空の世界、そして特に中国批判をしている作品でもなければ、政治的思想の濃い作品というわけでもないのになぜ今回中止に至ったのか?
それについて榎宮さんは、Twitter上で次の文書を画像として掲載。

<引用ここから>
第一巻作中において、ゲームではあるものの「すべての国に対して宣戦布告する…」「国境線を返してもらう…」等の表現がございます。他国に対して戦争を仕掛ける、また中国にとっての現在の世界地図を変えることを連想させるような表現には、現体制を崩壊させる意図があるとして特に厳しい規制がございます。また作中のゲームの結末で、圧政、恐怖支配、洗脳を繰り返す独裁者はいつの世も暗殺で終わるという表現があり、共産党一党支配の体制崩壊を想起させる恐れがあります。

当初、作品のオファーを申請させていただいた際、日中関係は比較的落ち着いておりました。よって「ノーゲーム・ノーライフ」を是非中国においても出版させていただきたいと考えておりました。
しかしながら、前述通り日中関係が緊張している最中、日本関連図書の出版に関して、非常に厳しい基準での対応が必要との、出版編集ライセンスの有資格者による判断から、大変遺憾ながら、今回の出版を取りやめざるを得ない結果となりました。心より深くお詫び申し上げます。
<引用ここまで>

この書面は恐らく中国の出版関係者が送ったものと思われるが、なんというか国も変わればこうもライトノベル1冊の解釈が異なるものかと驚かされる内容になっている。

これについて榎宮さんはTwitterでこうもコメントしている「なんかもう、中国語版が出ることよりこっちのほうが面白かいから、いいっす。そうか……俺危険思想扱いされたのか――胸が熱くなるなッ!」。と全く落ち込む様子はなく、むしろ今回の件について一作家としてネタとし大いに受け入れている。

なお、この「ノーゲーム・ノーライフ」、7月にアニメ化が発表されている。詳細情報は一切公開されていないが、アニメ公式Twitterによると「制作快調」とのこと。アニメ公式サイトも既に公開されており、そちらでは放送開始に期待が高まる美麗イラストが公開されている。

情報・画像
榎宮祐さんTwitter @yuukamiya68 https://twitter.com/yuukamiya68/status/367940318340997120

アニメ公式サイト http://ngnl.jp/

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