スイスの研究機関で判明...禁煙で太ってしまう原因は腸内細菌にあった!?
東京ブレイキングニュース

 煙草は体に害があると分かっていながらも、ストレスや惰性でつい吸ってしまう......。そんなアラサー女子のみなさんは、意外と多いのではないでしょうか。

 それもそのはず、公益財団法人 健康・体力づくり事業団が行った「JT全国喫煙者率調査」によると、女性の喫煙率を平均で一番高いのはなんと「30歳代」(14.5%)というデータが出ているのです。

 アラサーにもなれば、将来子どもを作ることに備えて禁煙を考えている方もいることでしょう。しかし、禁煙をすると太りやすくなってしまうのは、おそらく全禁煙者が抱える悩みの種。今回は「禁煙をすると太る」の理由について、新事実が判明したのでご紹介します。



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禁煙で太ってしまうのは、食欲が増すことが直接の原因ではない?

 これまでの研究では、禁煙すると最初の1年間で体重が平均4~5キロ増えることが明らかになっていましたが、それは禁煙によって食欲が増すからというのが原因ではなかったようです。

 スイスのチューリッヒ大学病院の研究者らが発表した論文によれば、「禁煙した人が太りやすい理由は、喫煙前よりも食欲が増して多くの量を食べているからではなく、腸内細菌の変化に原因があるからかもしれない」とのこと。

 実際、今回の研究では、ボランティア20人の便に含まれる腸内細菌の遺伝子特徴を9週間にわたって調査したところ、調査開始後1週間で禁煙した人が「飲食の習慣は禁煙前と変わらなかった」と話しながらも、調査期間中の体重は平均2.2キロ増えていたことが分かりました。

 研究を行ったゲルハルト・ログラ教授いわく、「禁煙すると腸内の細菌株の多様性が変化し、肥満症患者の腸内に見られるプロテオバクテリアとバクテロイデス という2種類の細菌が増える。結果として、食べ物が排泄物として体外に排出せずに、通常よりも多くの脂肪に変換される」として、禁煙後にカロリー摂取量を 減らした人でも、十分太る傾向があることを指摘しています。

異性の目から見ても煙草にはデメリットばかり!?

 ヘビースモーカーであればあるほど、いざ煙草をやめるには相当の我慢と忍耐を強いられるもの。とくに女性で煙草を吸っているとなると、どうしても気になるのが異性の目ですよね。

 ファイザー株式会社が行った「男女の恋愛・結婚における喫煙意識調査」でも、恋人・結婚相手が喫煙者なら「禁煙させる」「禁煙しないと付き合わない」回答をした男性は、75.3%(300人中226人)にも上るというデータが寄せられています。

 さらに、男性が女性に禁煙を促す一番のきっかけを尋ねたところ「妊娠・出産」と回答した人が、喫煙男性で71.3%(129人中92人)、非喫煙男性では53.8%(262人中、141人)という結果も。

 約80%の男性が「恋人は禁煙させる!」と回答した結果、喫煙女子にとっては耳に痛い事実かもしれません。

アラサー女子が考えたい、今後の喫煙と禁煙のこと

 どちらも煙草を吸っている、あるいは煙草をやめようとしている女子には頭を悩ませるデータですよね......。

 ですが、将来の体や彼のことを考えてあげるのも大切なこと。

 喫煙者・禁煙者にかかわらず、いま一度、煙草について見直してみてはいかがでしょうか。



【参考】
「成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)」(公益財団法人 健康・体力づくり事業財団)
http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd090000.html
「禁煙で太る原因、大食ではなく腸内細菌か スイス研究」(AFPBB News)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2964884/11264946
「男女の恋愛・結婚における喫煙意識調査」(ファイザー株式会社)
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2011/2011_02_07.html


Written by 柚木深つばさ /Gow! Magazine
Photo by FromSandToGlass

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