『スイートorビター』(深瀬アカネ/海王社)
ダ・ヴィンチニュース

 男性の乳首は必要なのか。なぜついているのかとたびたび話題になるが、実際ほとんどの男性は自分の乳首なんて気にしたことはないだろう。しかしBLでは、なんと乳首コンプレックスのある男子がたくさん登場するし、読者はそんな彼らに萌えているのだ。そこで、9月10日発売の『スイートorビター』(深瀬アカネ/海王社)や『ひとつふたつひみつ』(笹丸ゆうげ/プランタン出版)、『ひみつはさわらないで』(いさき李果/リブレ出版)など、乳首にコンプレックスがあるキャラが登場する作品を紹介してみよう。

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 まず、28年間ずっと陥没乳首で悩み、隠し通してきたという『ひとつふたつひみつ』の国語教師・石神。彼は、花に水やりをしていた生徒・花井光に誤って水を掛けられ、陥没乳首だということがバレてしまう。石神を好きだった花井は、「治し方知ってる」と嘘をつくのだが、石神は「思いっきり吸うんスよ!」「引っ込んでるものは吸えば出る」という花井の言い分を信じてしまうくらい悩んでいたよう。生徒に乳首を吸われ、真っ赤になって感じてしまう姿はかなり色っぽいし、次の日「朝起きたらその…元に、戻っていて…」と申し訳なさそうに謝るところもたまらない。

 また、陥没に加えて、乳首が黒くて大きいことで悩んでいた『スイートorビター』の安達裕紀は、それを見て幻滅されるのが怖くて、彼氏である三好賢一とHできずにいた。高校の時に片思いしていた初恋の相手から「おっ前乳首黒いよなー男でも遊んでるみたいだな!」と言われてしまい、それがショックで人前では服を脱げなくなってしまった裕紀。でも、賢一に「お前のコンプレックスごと好きでいるって言ってんの」「気にせず見せろって!!」と言われてついに裸をさらすことに。「あ…あんまり見ないで…は…ずかしいからあ…っ」と言いながら顔を覆う姿を見ると、賢一が欲情してしまうのもわかる。それに、乳首をいじられただけでイッてしまうほど敏感なところもかなり高ポイントだろう。

 逆に、きれいなピンク色すぎたことをからかわれ、トラウマになってしまったのが『ひみつはさわらないで』の男子高校生・白鳥だ。出会いを求めて集まった場所でカワイイ子を見てテンションが上がり、服を脱いだら「すごーい白鳥くんの乳首!!! 超ピンク!!!!」「ピンクで小さくて綺麗とか「まるで蕾のよう」って言うべき!?」と大爆笑されてしまう。それから親友の黒岩に相談すると、「使えばいい」と胸をもんだりいじられたり。さらに洗濯バサミでつままれたかと思うと、そのあと思いっきり舐められたりしてしまうのだ。それでも、自分の乳首をどうにかしたくて流されてしまう白鳥。さらに、次第に自ら「もっと触って」と思うようになる。女にモテまくる黒岩に「男に走るのもやぶさかではない」と言わせるほどの乳首なのだから、よっぽど魅力的なのだろう。

 乳首にコンプレックスを抱える男の子たちは、とても控えめで恥ずかしがりや。でも、だからこそこんなにも愛らしくて萌えるのだ。もう、男の乳首は必要ないなんて言わせない!

文=小里樹
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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