公開シンポジウムに登壇し、涙を流しながら話すタレントの羽賀研二氏 未の売買をめぐり詐欺恐喝未遂の罪に問われているタレントの羽賀研二氏が2011年6月23日シンポジウムに登壇し、自らの立場からみた事件の経緯や現在の心についてった。羽賀氏は実をしており、一審では罪判決を獲得したが、6月17日に下された二審判決では逆転有罪の宣告を受けた。その判決後はじめて、の場に姿をあらわし、自身や関係者の潔を訴えた。

 刑事被告人の身である羽賀氏がゲストとして出演したのは、23日に東京明治大学で開かれたシンポジウム。「検察、世論、冤罪 Part2」と題し、ジャーナリスト弁護士、元検事らが検察捜の問題点について話し合った。その模様はニコニコ動画でもネット中継され、視聴者コメントを通じて議論に参加した。

 羽賀氏は2001年、知人から140万円で買った医療関連会社の未を、その3倍の1120万円で大阪の不動産会社社長転売したが、その会社が経営破綻しトラブルになった。羽賀氏は会社社長からの損分の補填を請されたが、逆に暴力団関係者を使ってその請を帳消しにする確認書に理やり署名させたとして、恐喝未遂の疑いで起訴された。また、転売したとき、その元値を隠して会社社長をだましたとして、詐欺の疑いで起訴された。

 裁判では、会社社長が未の元値を知っていたかどうかが焦点となった。の元値を知ったうえで買ったのならば「だまされた」とは言いにくいからだ。一審では、羽賀氏の知人である元歯科医言が決め手となり、「会社社長は元値を知っていた」という羽賀氏のが認められ、罪判決が下された。

 しかし、その後、この元歯科医が偽罪に問われ、有罪判決を受けた(現在、控訴中)。その結果、二審では判断が覆り、大阪高裁は「会社社長の元値を知らなかった」として羽賀氏に有罪を宣告した。羽賀氏はすぐに上告し、有罪か罪かは最高裁の判断にゆだねられることになった。

■「徳永先生を救ってください」

 このように複雑な経過をたどり、現在最高裁で争われている事件について、被告人の羽賀氏はの場で弁明を試みた。未転売行為については

Aさん(会社社長)のほうから『売ってくれ』と言ってきた。は売りたくなかったが、3倍で買ってくれるというので売ることにした」

と、だます意図はなかったと釈明した。また、自身に有利な言をしたために偽罪に問われた元歯科医徳永氏について

「あの一徹な方が偽をしたとは、微みじん)にも思っていない。私は(上告が)棄却されて、4年間か5年間、役するかもしれないが、この事件をよく検証して、徳永先生を救ってあげてください」

と涙ぐみながら訴えた。

 シンポジウムには、郵便不正事件で罪判決を受けた厚労省官僚の村木厚子さんを弁護した一郎弁護士も参加。検察が徳永氏を偽罪で起訴した点について、

「検察にとって都合の悪い言をしている人は逮捕・起訴できるという権限を使って、弁護側の立活動を妨するのは非常にひどい問題。言が正しいかどうかは、法廷での反対尋問や反活動を通じれば足りるはずだ」

と検察の手法を批判した。

亀松太郎

関連サイト
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http://live.nicovideo.jp/watch/lv54062709?po=news&ref=news#7:50

公開シンポジウムに登壇し、涙を流しながら話すタレントの羽賀研二氏