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羽賀研二氏の事件について語る元検事の市川寛氏 明治大学大学院情報コミュニケーション学科主催のシンポジウム「検察、世論、冤罪 Part2」が2011年6月23日、東京・明治大学で開かれた。シンポジウムには、未公開株の売買をめぐる詐欺と恐喝未遂の罪に問われているタレントの羽賀研二氏がサプライズゲストとして登場。パネリストとして同席していた元検事の市川寛氏は羽賀氏の事件について「(検察は)よくこんなもの起訴したな」とし、さらに「私が主任検察官なら一撃で不起訴にして終わっていた」と語った。

 市川氏は、冤罪事件として知られる佐賀市農協事件(2000年)の主任検事。この事件で市川氏は、事情聴取した元組合長に暴言を吐いて自白を強要。その結果、元組合長は起訴されたが、自白調書の任意性が否定され無罪となった。のちに市川氏は自白強要を認め、2005年に検事を辞職。元組合長の家族に謝罪を行っている。

 シンポジウムで市川氏は、羽賀氏の事件について「(詐欺事件などを捜査する)2課事件は得意じゃない」とした上で

「『よくこんなもの起訴したな』と。『どこが立つ(立件できる)んだ。これは』と」

と「暴言」検事時代の口調で持論を展開。元検事の市川氏からすると、羽賀氏の事件の場合「どちらが犯人かよくわからない」という。また市川氏は、自身の検事時代のスタンスについて「不起訴の名人で『恐喝未遂』と見ただけで不起訴だと思っていた"屁たれ"検事だった」とし、「羽賀氏を弁護するわけではないが」とした上で、

「私が主任検察官だったら一撃で不起訴にして終わっていた」

と語った。市川氏はさらに「もし(自分が羽賀氏の裁判の検察官で)公判で有罪を取らないといけないとなったら、吐き気がしそうで、もうウンザリしてやっていたと思う」と語った。

(山下真史)

◇関連サイト
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http://live.nicovideo.jp/watch/lv54062709?po=news&ref=news#02:03:36

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