「ゆとり世代」に代わる新しい世代呼称「さとり世代」が話題となっている。最近の若者は、車に乗らない、ブランド品も欲しくない、酒は飲まない、海外旅行をしない、上昇志向がない、恋愛には淡泊。無駄な消費は極力拒否し、平穏でそこそこ幸せな生活を好む。まるで"さとり"を開いたお坊さんのように欲がない......。
そんな若者たちを総称して「さとり世代」と呼ぶ。もともとは2ちゃんねるが発祥らしいが、今年になって朝日新聞がこの言葉を取り上げると大きな反響を呼んだ。
 
博報堂ブランドデザイン若者生活研究所リーダーの原田曜平氏は、著書『さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち』(角川oneテーマ21)の中でこう記している。
「彼ら本当はさとっちゃないのに、さとることなんてできるはずもないのに、とにかく自分たちだけは落ち着こうと、何だかさとったようなクールな態度をとり、平静を装って生活してきたのである。<中略> 日本が沈みゆく『失われた20年』に、彼らは人生の大半を過ごしてきた。だから彼らは消費には極めて慎重な体質になっている。常にコスパを意識し(ブランド物でさえコスパの良い物を選ぶ)、かつての若者のように、消費意欲が旺盛で新商品にビビッドに反応を示したり、見栄を張るために豪快な消費をしたりはしない。」

●ムダな消費もムダな努力も拒否! 「さとり世代」の特徴5

さとり世代は、モノより思い出
さとり世代は、コスパが何より大切
さとり世代は、「デフレ商品」の申し子
さとり世代は、「面倒臭い」が最上位概念
さとり世代は、「イタイやつ」と思われたくない
※著書『さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち』(角川oneテーマ21))から引用

どちらかというと「ゆとり世代」は、ゆとり教育を受けて育った若者たちを大人が見下げて使う言葉だった。逆に「さとり世代」は、若者から生まれてきた開き直りとも言える言葉。「いつまでもバブル時代を忘れられない大人のほうがおかしい!」。そんな若者たちのクールなツッコミが聞こえてきそうだ。

(編集部 ナッツアバウト)


若者よもっと勉強せよ! すべての授業に意欲的に取り組む学生は10人に1人

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