生活保護受給者をマンションに住まわせ、賃貸保で現をだまし取ったとして、大阪府警10月19日大阪市生野区新今里4丁山口組暴力団組員の伏見泰和容疑者(46)=別の詐欺罪で判中=ら4人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。

 伏見容疑者は実質管理する大阪市内のマンションやアパート70棟に受給者を入居させていたといい、「約2000人を囲っていた」と供述しているという。

 捜4課によると、逮捕容疑は2010年10月から12年3月大阪市内のマンション3カ所に、生活保護受給者の男性3人を入居させ、保で計5万円を詐取した疑い。府警は、西成区の路上生活者らを誘って保護費を申請させ、住居をあっせんして住宅扶助費などを吸い上げる「囲い屋」グループとみている。

 今回逮捕された「囲い屋」はあくまで氷山の一角だ。まだまだ同様の連中は存在する。西成のホームレスは少なくなっているというが、現在500人前後の生活保護受給者を囲っている現役の「囲い屋」に接触した。

――どんな仕組みなのですか?

「今回逮捕された人間とたちは少し仕組みが違う。あれは保の搾取。たちは毎を吸い上げている」

――今回の事件も2000人から保を1人5万円を取ったとしても、1億円のシノギになる。

たちは敷、礼などの保は組んでる不動産屋に渡す。たちは毎賃から搾取する形やな」

――住居は組んでいる不動産屋が用意するのか。

「他の囲い屋で自分の物件持っとる人間もおるけどな。たちは不動産屋と組んで保は折半にしとる」 

――賃、食費はいくらなのか。

賃は大阪生活保護の上限42000円で、実際は32000円で約1万のけになる。弁当は1日1500円で25日、実際の原価は500円や。だから一人頭、1000円けとる。1日でな」

――となると、生活保護を申請した受給者にはいくら渡るのか。

20000円やな」 

――どのようにしてホームレスを集めるのか。

「ドヤと組んで貼り貼ったり、間寝てる人間、ブラブラしてる人間にを掛ける。基本的には地にコツコツ集める」

――をかけるのか。

「若いちゃんに決まっとるやろ。最近この地区に若い多くいるやろ。あれは介護やNPOといった囲い屋の手先だよ」

――確かに最近、西成に若い女性立ってきた。

「NPOも若いちゃん集めて頑ってるけど、こっちは商売上がりのを集めとるから、ホームレスからの人気が違うわ。それに半年に1回くらいは若いホームレスの部屋に遊びに行かしとる。あいつらも喜ぶんや。アフターケアばっちりや」

――住居は西成に用意しているのか。

「そんなにうまいこと行かへん。西成だと立つやろ。適当にばらしとる。普通は一般に嫌われている事故物件にまとめて突っ込んだりする。アパート1棟丸々うちが借りる場合もあるけど、ほとんどがアパートの中の2部屋とか借りてるだけ。だから囲ってる地区は広いで」 

 単純計算すると毎賃で500万円、食費で1250万円の利益が出る計算になる。これが毎行政から安定して入ってくるのである。「囲い屋」がなくならないのも不思議ではない。

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Written by 西郷

Photo by Jim Shots

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