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 「学校の放送でボカロ曲をかける事が禁止された」というツイッターでのつぶやきが、インターネットで話題になっている。

 ボカロ曲とは、初音ミクに代表される音声合成ソフト「ボーカロイド」を作って制作された楽曲だ。ニコニコ動画では三大カテゴリ(御三家、他はアイドルマスター関連動画・東方関連動画)に指定されているほどの支持を集め、先日初音ミクがアメリカで海外初ライブを行い、大盛況だったことは記憶に新しい。

 そのボカロ曲について先々月(2011年5月25日)、あるツイッター利用者が、

「妹の学校で、昼の放送でボカロ曲をかける事が禁止になった。理由は『機械だから』『歌詞が分からないから』。そんな理由で禁止にして欲しくない。機械だって、人の心を打つ素晴らしい歌を歌うのだ」

とつぶやいたことで、インターネット上で議論が巻き起こっている。

 このつぶやきに対して、「うちの学校もボカロ禁止だけど」「あたしの学校もボカロ禁止だよ」と、同じようにボカロ曲が禁止されている学校の生徒たちが反応した。「『機械だから』って、機械のどこが悪いの」と同調する声もあった一方で、「俺も禁止賛成。早い話そういう場では好まれないってことを理解するべき」「機械声を不愉快に思う人は普通にその辺りにいっぱいいるんだぜ」という批判もあり、意見は様々。

 本件について東京都教育委員会に問い合せてみると、「お昼休みなどにかける楽曲について、一律で規制(ルール)を設けることはしていない。あくまで学校ごとでの判断に任せている」との答えだった。かつて読売新聞(2009年2月25日)で「ネット発、卒業歌人気」として初音ミクの歌う「桜ノ雨」が全国80校以上の卒業式の合唱曲になったと報じられたこともあり、ボカロ曲が教育の場で市民権を獲得してきたかと思われたが、まだまだそうではない実情もあるようだ。

丹羽一臣

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