『ストライプ・ザ・パンツァー』(為三:著、キムラダイスケ:イラスト/メディアファクトリー)
ダ・ヴィンチニュース

 女子のパンツ。スカートの中に隠されたその小さな布は、いくつになっても男子を魅了する。実際、今期のアニメでもパンチラシーンがある作品はかなり多かったし、パンツの擬人化マンガも出ているほど。いっそパンツになってしまいたい、なんていう妄想を抱く男子もいるのではないだろうか。そんなパンツへの憧れが強すぎたのか、11月25日にはついにパンツが主人公のラノベまで登場したのだ。それが、『ストライプ・ザ・パンツァー』(為三:著、キムラダイスケ:イラスト/メディアファクトリー)。パンツが主人公になったら、いったいどうなるのだろう?

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 主人公は、青と白のしま模様でストライプという名前の宇宙から飛来したパンツ型生命体。彼は記憶喪失になっていたのだが、偶然出会った瀕死の状態の女子高生・姫川響子に寄生し、肉体を再生させたあと、搬送先の医師の記憶を消去・捏造した。そして、ストライプは失った自分の記憶を、意識が戻った響子は、行方不明になった自分の兄を探すため、2人で協力することになる。でも、やはりパンツが主人公なのだから当然サービスシーンも多め。

 たとえば、「老廃物を消化吸収、おまけに消毒までして、衛生状態が良好になるよう常に保ってる」というパンツ型生命体は、本来洗濯する必要などない。だから、常に響子のアソコに密着している状態なのだ。まぁ、女子高生の響子がそれに抵抗しないはずもなく、結局洗濯されてしまうのだが、彼らは自らの細胞を普通のパンツに植えつけることができ、さらにそれを分身として遠隔操作することもできる。つまり、すべてのパンツに自分の細胞を植えつけておけば、本当に四六時中くっついたまま。

 また、ストライプは洗濯バサミが弱点で、挟まれると弱ってしまうのだが、彼が余計なことを言って響子を怒らせると、スカートのポケットに入れておいた洗濯バサミでストライプをつままれるのだ。響子は単純にお仕置きのつもりでやっているだけかもしれないが、いくつもの洗濯バサミで自分のパンツを挟んでいる女の子を想像してみたら、ちょっと変わったプレイみたいで、そそられる人もいるのでは。

 そして、自分の布状の身体「繊維体」をゴムのように伸縮させることで、強いエネルギーを発生させることができるストライプ。その力を使えば、自ら空に舞い上がることだってできる。ただし、自力で伸縮するには限界があるし、自分のエネルギーも使うので効率が悪い。だから、響子にパンツの端のゴムの部分を引っ張ってもらって、パチーンとするのだ。水着の食い込みを直す姿が好きという人も多いのだから、パンツをパチーンする姿もたまらないはず。

 さらに、ただのパンツではなく猛禽類のように狩りをするパンツ生命体だという彼らは、頭にかぶさることで人間の意識に侵入する。そのため、行方不明になっていた響子の兄を探す際には、彼女の脱ぎたてほやほやパンツであるストライプが、クラスメイトの男子の頭にすっぽりかぶさってしまう。その男子を羨むのもアリだが、それと同時にノーパンで恥ずかしがる響子も堪能できる。

 こうやって見てみると、パンツには男子の憧れがつまっているだけでなく、ふつうの人なら絶対にできない、パンツになることでしか叶えられない願望がたくさんあることがわかる。もしかしたら、男子たちのパンツ好きが高じてこんなラノベが登場したのも、必然だったのかもしれない。

文=小里樹

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