日曜日の朝、酒を飲んで楽しい週末の夜を過ごした米国のある男性は、体に痛みを感じて目を覚ました。なぜ痛むのかは分からぬまま起きた男性だったが、その原因は家族に言われてすぐに理解できたという。実は背中には刃渡り約13センチのナイフが刺さっていたのだ。しかし男性はそんな事実に気付かず寝てしまい、家族に指摘されるまで全く気付かなかったと話している。

米紙ニューヨーク・デイリーニュースやタイムズ・オブ・トレントンによると、この男性はニュージャージー州トレントンに住む42歳。12月7日の夜、外に出かけて酒を飲んでいた男性は、帰宅した翌8日の午前2時頃、ベランダに出てタバコを吸っていた。そこに彼のもとへ外から「火を貸してほしい」と1人の男が近寄って来たそうで、この願いを彼は断ったそうだ。すると2人はケンカを始めて「殴り合い」に発展し、次第に形勢が悪くなった男はやがてその場から逃走。男性は「寒かったから」と男を追わず、そのまま家に戻った。

そして翌朝、10時間も熟睡していた男性は、体に痛みを感じ起床。痛みの原因が「全く分からなかった」彼が、起きて家族と顔を合わせると「背中にナイフが刺さってる」と言われ、この時になって初めて自分がナイフに刺されていた事実を知ることになった。通報を受けて駆け付けた警察が、背中に刺さったままだったナイフを確認した後、病院に搬送されたという男性。幸いけがの程度は軽かったようで、9日には退院できたそうだ。

しかし、男性の説明に興味を抱きつつも、この話が本当なのかどうか見極めきれないと話すのが捜査を行っている警察。痛みで目が覚めたと話しているが、酔っていたとはいえナイフが刺さったまま10時間も熟睡しているなど、男性の話には疑問点が多くあるため、「信じて良いのか分からない」と半信半疑なのが警察のスタンスだ。

しかも刺された当の本人は、病院で事情を聞こうとした刑事に対して「非協力的だった」そうで、彼の態度も警察が疑念を深める1つの要因になっている様子。現時点では今回の事件に関する情報提供を広く市民にも呼び掛け、慎重に事件の捜査を続けられる見込みだとされている。