放射性セシウムの含まれた牛肉が出回っていることがわかってから、今までも不安視されていた野菜や魚介類など、どこの産地のものを買うか迷う人が増える中、「輸入の食品を買えば安全なのでは?」という話が聞こえてくるようになった今日この頃。
輸入といってもいろいろあるわけですが、まずはたくさんの人が以前避けていた中国産の食品の事情がどうなっているのか調べてみました。
■『プラスチック食品』の恐怖
先月入ってきたニュースは驚くべきもの。なんと『ニセ米』が発見されたというじゃないですか。米を偽装するってどういうことだろうと調べてみると、なんとプラスチック製の米が普通のお米に混ざっていたのです。(※1)つまんでみたら弾力があるので検査機関に出してわかったと言うことですが、プラスチックで米粒を作る方がむしろ大変なのではないかと思ってしまいますよね。
他にも、プラスチックでできた『ニセ白魚』や『ニセ麺』が出回ったとのこと。すぐにばれそうな気がするんですが、作った人は売り逃げることが出来たのでしょうか。おそらく逮捕されたら死刑だと思うのですが。ちなみにプラスチックには放射性物質のような半減期はなく、永遠に体の中に残るのだそうです。
■プラスチックだけじゃない! 怖すぎるニセ食品
プラスチックのような『わかりやすい』偽装だけではないのも中国のすごいところ。豚肉に添加物を混ぜて『ニセ牛肉』、とうもろこしにインクとパラフィンを混ぜた『ニセ甘藷デンプン』などなど。(※2)よく考えるなというか、日本人には想像もつかないところから攻めてくるのがある意味すごすぎて逆に感心してしまいます。
また、牛乳に亜硝酸塩が入っていたことで死者が出るというような事件も起きており、中国の人は本当に安心の出来ない食生活を送っているのだなと思うと、すごく心配になってしまったりもします。
■観光の最中に食べてしまうかもしれない、こんな身近なものにも要注意……!
こうした食品は日本に出回らないだろうから大丈夫だと考える方も多いと思うのですが、たとえば中国に旅行に行くならそこでも気をつけなければいけない事態も起きているのだそう。なんと上海のスーパーマーケットで売っているマントウ(蒸しパン)に偽装が!
食品工場で消費期限が切れたものを回収して染色し、再び陳列棚に並べたものだったのです。地元の人が買っているからお土産にと買うことすらうっかりできない状態です。
さらには『ニセ卵』までできているそう。化学品やゲル、パラフィンを使った本物と見分けのつかない卵を使って料理をしてしまっている可能性もあるのです。(※3)それを作る技術があるなら、他のことにそれをいかして欲しいと思うのは私だけでしょうか。
■「さすがに大丈夫だろう」と思うようなものまでニセものが!?
「そんな怖い目に遭いたくないから中国には行かない! だから大丈夫!」と思っているそこのあなた。まだ安心してはいけません。普段飲んでいるウーロン茶は中国産なわけですが、そのウーロン茶の中でも高級とされる『大紅袍(ダーホンパオ)』という茶葉。福建省で作られているはずのこのお茶を、何故か今、中国本土の人が香港で購入する現象が起きています。
実は本土で売っている茶葉は産地や品質を偽装しているものが多く、禁止されている農薬や化学薬品が使われているケースもあるため、規制の厳しい香港なら間違いないということでわざわざ購入しに行くのです。(※4)何もかもが信頼できない状態だとも言えるのではないでしょうか。
食への不安はさまざまな形で広がっていますが、ひとつのことに気をとられているとこんな落とし穴にはまってしまう可能性もあるわけです。どうやらこれからは、ありとあらゆることに気を配りながら食材を選らばなければなりませんね。
【参考】
※1. 今度はプラスチック米、「水に浮く」「つまむと弾力」で発覚―江蘇省南京市-レコードチャイナ
※2. 中国で偽装食品相次ぐ 広東…ニセ牛肉、上海…防腐剤入り饅頭-MSN
※3. 中国の「食の安全」事情はまだまだ厳しい―米紙-レコードチャイナ
※4. なぜ?中国人が香港で中国茶を買うようになったのか―米メディア-レコードチャイナ
(著:櫟原梨絵子)





