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 「戦略的なアマトップ合議はコンピュータ将棋に勝てるか?」をテーマに、アマトップ棋士2人が合議をしてコンピュータ将棋に挑んだ様子が2011年7月24日、ニコニコ生放送で中継された。古作登氏(大阪商業大学アミューズメント産業研究所主任研究員)と篠田正人氏(奈良女子大学准教授)の両名がタッグを組んでコンピュータ将棋と対局したのだが、二局ともコンピュータが勝利。コンピュータの強さが浮き彫りになった。

 一局目の対戦プログラムは「Bonanza」(2011年世界コンピュータ将棋選手権準優勝)。対策を練ってきたという両氏ではあったが、なかなかペースをつかませてもらえず、Bonanzaの前に敗退。対局の後には、勝負を振り返る感想戦も行われた。古作氏は「最初に予定した作戦とはちょっと違う形になって、途中盛り返して勝負形になったと思ったが、もう一つ踏み込みが足りなかった」と語った。またコンピュータの形勢判断なども解説され、コンピュータに予測されていた人間側の「見えない手」が紹介されると、視聴者の中には「見えていた人いたね」というコメントもあった。

 二局目の対戦プログラムは「あから1/100」(2010年清水市代女流王将に勝利した「あから2010」のハードウェアをマルチコア1台にしたバージョン)。残念ながら、こちらも人間側が勝利することはできなかった。二局の対局を終えて、小作氏は

「実は、悪くて一勝一敗を目指していたんですけど(笑)。受けの形を作ってからのコンピュータは非常に安定しているので、想定よりしっかりしていた。人間らしい指し手を打ってくる。強いなと思った」

と振り返った。篠田氏も、

「中盤までは良い勝負に持ち込めても、そこから人間が勝ち切るのは難しい。すぐに悪くなるわけではないし、人間にあまりいい形をさせないような工夫が出来るようになっているのでは」

と難しさを語り、コンピュータの強さがあらためて証明される形となった。

(鏡)

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]一局目の対「Bonanza」戦から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv56326905?po=news&ref=news#11:15
・[ニコニコ生放送]二局目の対「あから1/100」戦から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv56326905?po=news&ref=news#4:04:36

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