キャリコネ

Q&Aサイトの「教えて!goo」に、こんな相談が寄せられていました。質問者のseintoarouさんは「社内公用語を英語にしたとある有名な大手IT企業」に、派遣スタッフとして勤務していたのだそうです。

しかし、これまで色々な会社の派遣で働いて来た質問者さんも「ビックリするようなこと」があり、最初の契約期間をもって、この会社への派遣の終了を申し出たといいます。その理由とは「派遣スタッフに対する差別」のひどさです。

社員いわく「近くのイオンのフードコートで食べて」

この会社には、有名な社内食堂があります。グーグルに対抗して「無料」を打ち出し、晴れの日は富士山も眺められるとあって、社員の利用率は7割以上といわれています。

しかしその陰では、同じ職場で働く仲間を拒む、見えない壁がありました。この食堂は「社員しか使用できない」のだそうです。

しかたなく質問者さんは、「では、自分のデスクで食べていいのですか?」と尋ねると、社員からは「社内では食べるところはありません」「休憩室や会議室も使えません」という、つれない返事が。

それでは派遣スタッフはどこで食べるのですか?と聞くと、こう言われたのだそうです。

「近くのイオンの地下にフードコートがあるので、そこで食べて下さい」

金銭的に余裕のない質問者さんは、毎回フードコートで食べると予算的に厳しいと相談すると、「自分で作ってきたお弁当を持ってきて、イオンの電子レンジで温めてみんな食べてますよ」という言葉が返ってきました。

そこで次の日、お弁当を持ってフードコートに行くと、イオンの電子レンジの上には「持ち込みは固くお断りしております」という張り紙があるではありませんか!

それでも他の派遣スタッフたちは、弁当をこっそり出して勝手にチンして、混雑するフードコートに何食わぬ顔で座って食べています。周りを見渡すと、子どもと買物に来ている母親が座るところがなくて困っている光景がありました。

しかし派遣スタッフたちは、休憩中はそこで過ごすしかないので、食べ終わっても1時間がたつまで、みんな喋ったりして席を譲りません。

派遣元の営業も「そんなこと気にしてたら、どこでも働けない」

質問者さんは、フードコートには1回600円~1300円くらいの店しかないため、やはりお弁当は必須ですが、毎回コソコソしながら昼食をとるのが辛いと、派遣元の営業に相談をしたそうです。

しかし答えは、「みんな食べてるし、問題ないでしょう。そんなことを気にしてたら、どこでも働けませんよ」という冷たいものでした。質問者さんは、「え…、マナーとかないわけ?!」と茫然としたそうです。

大手企業が「派遣スタッフは社内ではお昼食べさせないから、他の会社のフードコートをこっそり借りて食べてね」なんて、おかしくはないのか。質問者さんはその会社の派遣を辞めた今でも、解せないというかモヤモヤしてます。「他の会社でも、こういうことって普通に言われるものなのでしょうか…」。

外資系グローバル企業に勤務している回答者のKnight3000さんは、自分の会社では考えられないことだと驚いています。

「他の部署との交流の場として休憩スペース、電子レンジ、冷蔵庫、無料の自販機ドリンク等、正社員・非正規の関係なく解放されていましたよ。会議室は全員NGでしたが、自分のデスクや、部署毎にある会議テーブルで食べるのも当然OKでした。皆で昼食を食べるのもコミュニケーションのひとつですからね」

書き込みの真偽のほどは分かりません。ただ、厚生労働省の「派遣先が講ずべき措置に関する指針」には、派遣先は派遣スタッフについて、

「その雇用する労働者(社員)が通常利用している診療所、給食施設等の施設の利用に関する便宜を図るよう努めなければならない」

とされています。もしこういう会社があるとすれば、それは労働者派遣法の趣旨やガイドラインに違反しているといえるのではないでしょうか。

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