カタールワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループA第4節が12日に行われた。

首位攻防戦となったイラン代表(勝ち点9)と、2位の韓国代表(勝ち点7)の一戦は、1-1のドローに終わった。

前半は韓国、後半はイランがペースを握る展開に。そして、0-0で折り返した後半立ち上がりの48分に韓国がソン・フンミンの2試合連続ゴールで先制に成功。だが、イランも後半半ば過ぎの76分にジャハンバクシュのゴールで追いつく。以降は互いに勝ち越しのチャンスがあったものの、試合の均衡は保たれたままドロー決着となった。

勝ち点2で並ぶ3位のUAE代表と5位のイラク代表の初勝利を懸けた一戦は、アウェイのイラクが1-2で逆転勝利した。

試合はホームのUAEがボールを握り、アウェイのイラクがカウンターで応戦する構図の下で拮抗した攻防が繰り広げられる。その中で33分、ボックス付近での細かな連携からゴール前に飛び出したカイオ・カネドが冷静にシュートを流し込み、ホームチームが先手を奪った。

1点リードで試合を折り返しUAEは後半もカウンターから幾度か追加点のチャンスを迎えるが、決め切ることができない。すると、74分にはクロスに対して目測を誤ったDFアル=アッタスの痛恨のオウンゴールによってスコアをタイに戻された。さらに、89分にはイラクの3選手の好連携からアイマン・フサインに逆転ゴールを奪われる。

それでも、ホームで意地を見せるUAEは試合終了間際の93分、ワリード・アッバスの左クロスに飛び込んだアリー・マブフートがワンタッチで押し込み、土壇場で追いつく。

さらに、勢いづくUAEはラストプレーでのパワープレーから勝ち越しに迫ったものの、相手GKのビッグセーブに遭う。この場面ではゴールラインを割ったかのVARによるレビューが入った中、佐藤隆治主審のジャッジに注目が集まったが、同主審はノーファウルでの試合終了という判定を下した。そして、白熱の一戦は2-2のドロー決着となった。

また、最下位のシリア代表(勝ち点1)と4位のレバノン代表(勝ち点2)の一戦は、アウェイのレバノンが2-3で逆転勝利した。

共に初勝利を懸けて臨んだ一戦は壮絶な打ち合いの展開となった中、前半終了間際のモハマド・ケドゥの2ゴール、後半序盤に追加点を挙げたレバノンが終盤のシリアの追い上げを振り切って初勝利。グループ3位に浮上している。

イラン代表 1-1 韓国代表
イラン
ジャハンバクシュ(76分)
【韓国】
ソン・フンミン(48分)

UAE代表 2-2 イラク代表
UAE
カイオ・カネド(33分)
アリー・マブフート(90分+3)
イラク
オウンゴール(74分)
アイマン・フサイン(89分)

シリア代表 2-3 レバノン代表
シリア
オマル・ハルビン(20分)
オマル・アルスマ(65分)
レバノン
モハマド・ケドゥ(45分+1)
モハマド・ケドゥ(45分+3)
スーニー・サード(53分)

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