『ブラック・ウィドウ』(21)、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(公開中)と、コロナ禍からの再始動後も大ヒット作を連発しているマーベル・スタジオの最新作となる『エターナルズ』が11月5日(金)より公開。このたび本作で主要キャラクターの日本版吹替えを務める豪華声優陣が発表された。
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7000年もの間、人類を静かに見守り文明の進化を陰で支えてきたヒーローチーム“エターナルズ”の活躍を描く本作。それぞれが世界各地で現代社会のなかに溶け込みながら暮らしていた10人の守護者たちが、アベンジャーズがいなくなった地球に迫る宇宙的規模の脅威から人類を守るために結束する。『ノマドランド』(20)でアジア系女性監督として初めてアカデミー賞監督賞を受賞したクロエ・ジャオがメガホンをとり、アンジェリーナ・ジョリーやマ・ドンソクら国際色豊かな豪華キャストが集結したことでも大きな注目を集めている。
エターナルズの中心メンバーで、ジェンマ・チャンが演じるセルシの吹替えを担当するのは恒松あゆみ。リチャード・マッデン演じる最強の戦士イカリスには、「ゲーム・オブ・スローンズ」などでマッデンの吹替えを担当してきた川田真司。またアンジェリーナ・ジョリー演じるセナはジョリーの吹替え声優でおなじみの深見梨加が担当。
他にクメイル・ナンジアニ演じるキンゴに杉田智和、ブライアン・タイリー・ヘンリー演じるファストスに後藤光祐、バリー・コーガン演じるドルイグに内山昂輝、マ・ドンソク演じるギルガメッシュに稲田徹、サルマ・ハエック演じるエイジャックに戸田恵子。そしてセルシと交際中の人間の男性でキット・ハリントンが演じるデインを、こちらも「ゲーム・オブ・スローンズ」につづいてハリントンの吹替えを務めることになる花輪英司が担当する。
彼らがアベンジャーズにつづく新たなヒーローチームとして、人類を守るためにどのような活躍を見せてくれるのか。大いに期待しながら、公開を待ちたい。
<キャストコメント>
●恒松あゆみ(セルシ役)
「『思っていたヒーロー像と全然違う!!』というのが、セルシの第一印象です。物理的な強さではなく、内に秘めた強さを持つセルシ。彼女の考え方には共感できる部分が多く、すんなりと受け入れることが出来ました。エターナルズがどのようにして人類滅亡の危機に立ち向かっていくのか…。その戦いを見守っていただけたらうれしいです」
●川田紳司(イカリス役)
「いちファンとしてずっと観てきたMCU作品に、まさか自分が参加することが出来るとは!興奮と共に強い責任を感じています。日本語吹替版をより多くの方々に楽しんでもらえるように、全力で臨みたいと思います」
●深見梨加(セナ役)
「この作品にこの役で参加出来ることにワクワクしています!いつもの強い女性とはひと味違う一面も演じられて新鮮でした。作品のエネルギーに飲み込まれないように私もパワー全開で臨んだので、それが伝われば幸いです」
「驚いたのは監督がクロエ・ジャオ監督、女性監督であること。『ノマドランド』では快挙でした。注目してる方の作品に携われて光栄です!私が吹き替えたエイジャック役のサルマ・ハエックさんもとても素敵な女優さんでした。コミックでは男性だったキャラだと聞いてます。納得。笑っ 『エターナルズ』ご期待ください」
●杉田智和(キンゴ役)
「物事の捉え方について板挟みになった時、彼の道化のようでスマートな立ち振る舞いは見る者を安心させます。生きる事に必要な寛大さとユーモア、なにより信頼を裏切らない事を作品から学びました。キンゴとこれからも共に永遠を歩んでいきたいです」
●金子陸(スプライト役)
「今回私が演じたスプライトという子は、唯一見た目が子供のエターナルズです。アクションだけではなく、能力を使いたくさんの人を笑顔にできるヒーローです。そんな彼女にも注目して見ていただけたらと思います」
●後藤光祐(ファストス役)
「『エンドゲーム』を映画館で観た帰り道、『失恋したけど淡い期待』みたいな想いでした。淡い期待は2年後に濃い現実になり、ファストス役への愛情で満たされました。僕がファストスの声だ!」
●内山昂輝(ドルイグ役)
「たくさんの方が待ち望んでいらっしゃるMCUの新作に吹替版キャストとして参加できたこと、大変光栄です。素晴らしい録音環境でじっくりと丁寧に収録していただいたので、自分のベストが表現できたと思います」
「『アイアンマン2』以降は劇場で全て鑑賞してきた自分にとってMARVEL作品に関わる事は夢であり、声優としての目標でした。しかも大好きな俳優が演じるヒーローに声をあてられるなんて、この上ない幸せです!」
「他のMCU作品と同じく、派手で壮大なアクションがあるなかにも映像のひとつひとつに静かな余韻があり、エターナルズというタイトルのようにその世界にじっくりと浸れる映画です。みなさんにも是非、この世界にひたひたになっていただきたく思います」
文/久保田 和馬
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