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 訴訟大国アメリカでは、実に様々な訴訟が秒で発生しているが、カリフォルニア州に住む男性が訴えたのはなんと霊能者だ。

 その男性は不運が続いていたことから、霊能者に相談に行ったところ、昔の交際相手によって「不幸の呪い」をかけられていると言われた。

 そこで男性は、呪いを解いてもらおうと霊能者に高額な代金を支払いお祓いをしてもらった。ところが全く効果がなかったことから、霊能者を訴えるに至ったのだ。

【画像】 不運続きの男性が、霊能者に依頼

 カリフォルニア州ロサンゼルス郡に住むマウロ・レストレポさんは、結婚し妻と子供がいるが、最近は結婚生活もうまく行かず、不眠や不安が続いていた。やることなすことついてなかった。

 そこで、ネットで調べ、ある1人の霊能者を探し出した。

 霊能者のソフィアアダムズさんは、ウェブサイトで「愛のスペシャリスト」「博士号を取得したライフコーチ」「霊視能力で、あなたの問題を取り除きます」とあり、「この人なら自分を助けてくれるに違いない」とすがる思いでアダムズさんのもとを訪れた。

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元カノにかけられた不幸の呪いを取り除くと霊能者

 セッションの最中、アダムズさんはタロット占いで、レストレポさんにこのように告げた。

あなたには、元カノが雇った魔女から“不運”の呪いがかけられている。この呪いを解かない限り、あなたの人生はボロボロになり、あなたの家族も不幸や危険に晒されることになる。

5100ドル(約57万円)支払えば、あなたの呪いを解くことができると約束します

 アダムズさんの言葉を信じて任せることにしたレストレポさんは、その日1000ドル(約112000円)の頭金を支払ったという。

 しかし、以降も状態は変わらなかったようだ。

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呪いが解けないと霊能者に損害賠償を請求

 頭金を支払ったにもかかわらず、これまでと同じように不眠や不安、精神的苦痛に襲われ、結婚生活の何の助けになっていないと感じたレストレポさん。

 そこで、ロサンゼルス郡トーランス上級裁判所に、アダムズさんに対し過失・民事共謀および精神的苦痛をもたらしたとして25000ドル(約280万円)の損害賠償金を求める詐欺訴訟を提起した。

 訴訟では、霊能者のアダムズさんだけでなく、彼女のビジネスについて止めようとしなかった夫や娘、更には占いの場所を提供していた家主も、「他人に危害を加えることに加担した」被告として指名されているということだ。

 ありていに言えば、ある種の霊感商法のようなものに引っ掛かっちゃったという話だが、人の弱みに付け込むこういった商法は世界各国後を絶たない。

 これがアフリカや南米など「呪い」の存在を信じる国ならいざ知らず、現代のアメリカだと、どういった判決が下るのだろう。

 裁判の結果が気になるところだ。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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元カノにかけられた「不幸の呪い」が解けないと、霊能者を訴えた男性