プレミアリーグ第8節、マンチェスター・シティvsバーンリーが16日にエティハド・スタジアムで行われ、ホームのシティが2-0で勝利した。

インターナショナルマッチウィーク前に行われたリバプールとの首位攻防戦を2-2のドローで終えた3位のシティ。公式戦3試合ぶりの白星を目指す今節は18位のバーンリーをホームで迎え撃った。

カタールW杯南米予選の影響でGKエデルソン、ガブリエウ・ジェズス。フェラン・トーレスを負傷で欠くことになった中、リバプール戦から先発5人を変更。GKにステッフェン、ウォーカーとルベン・ディアスに替えてアケとストーンズを起用したほか、前線はフォーデンの相棒にマフレズとスターリングを起用した。

スターリングを中央に配置する形でスタートしたシティは、後方に重心を置くバーンリーを立ち上がりから押し込んでいく。開始5分にマフレズがファーストシュートを放つと、ここから一気に攻撃のテンポを上げていく。

すると、12分には右サイド深くでカンセロ、ベルナルド・シウバと繋ぎ、ボックス中央のフォーデンにマイナスのパスが入る。フォーデンの左足のグラウンダーシュートはGKにはじき出されるが、こぼれ球に詰めたベルナルド・シウバが冷静に左足で蹴り込んだ。

幸先よく先制に成功したシティは畳みかける攻めを見せる。直後の15分にはボックス手前左のデ・ブライネからの浮き球の斜めのパスを、ゴール右に飛び込んだカンセロがワンタッチで合わせるが、これはGKの好守に遭う。

以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開するシティだが、22分にはマクニールのスルーパスでハイラインの背後を取られてコルネにGKと一対一の絶好機を与える。だが、ここはGKステッフェンがビッグセーブをみせ、リヨン時代に“シティキラー”の異名を持っていたコートジボワール代表FWに仕事を許さず。

代役守護神の大仕事でリードを維持したシティは以降も試合の主導権を掌握。だが、最後の局面で粘る相手守備に手を焼き、マフレズやスターリングも決定機で決め切ることができない。逆に、度々ミス絡みで自陣ボックス付近まで相手の侵攻を許したが、決定力不足にも救われて1点リードで試合を折り返した。

早い時間帯に試合を決めたいシティは後半もアグレッシブな入りを見せる。50分にはスターリングベルナルド・シウバの2人で左サイドを崩して正確なマイナスの折り返しが供給される。これをフリーで走り込んできたマフレズが左足で合わすが、このシュートはクロスバーを叩く。

相手に決定機は与えていないものの、なかなか追加点を奪えないシティだったが、後半半ば過ぎに待望の2点目を奪う。70分、相手陣内右サイドでマフレズが長い距離を持ち上がり、ボックス右のデ・ブライネに繋ぐ。デ・ブライネのクロスは相手に当たってゴール前にこぼれると、マフレズが身体を張って奪い返したボールを、デ・ブライネがすかさず左足で蹴り込んだ。

これで勝利を確信したシティは2点目の直後にラポルテを下げてルベン・ディアス、試合終盤には殊勲のゴールスコアラーのデ・ブライネベルナルド・シウバを下げてフェルナンジーニョ、パーマーの投入で試合を締めにかかる。

幾度かのカウンターチャンスをモノにできず3点目こそ奪えなかったものの、パンチ力を欠く相手の攻撃をきっちりクリーンシートで凌ぎ切って2-0の完勝。一部主力を欠く中、公式戦3試合ぶりの白星を手にした。

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