16日に放送された『ブラタモリ』(NHK)で、NHKを訪れたタモリ一行。今回は、タモリがロボットに不思議な質問をされるシーンがネット上で話題となった。
■放送技術研究所で対面
番組では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響がなかなか収まらない中、外を歩くのではなくNHKを歩くことに。そんな今回は「放送のお宝から見えてくる歴史と未来とは?」というテーマに迫ることになり、タモリ一行はNHK放送技術研究所を訪問した。
なお、NHK放送技術研究所ではテレビを使った未来の生活を研究。タモリとアシスタントの浅野里香アナウンサーは、そのカギであり、テレビを一緒に見てくれるテレビ視聴ロボットと対面した。
■ロボットと会話を…
そんなロボットは、放送番組がニュースからブラタモリに変わったテレビを見ると「番組がNHKの『ブラタモリ 江戸城』に変わったよ」と一言。すると、タモリと浅野アナは、番組が変わったことを理解するロボットに驚いた。
さらに、江戸城が室町時代の武将・太田道灌により作られたことが番組で説明されると、ロボットは2人に「室町時代を知ってる?」と質問。おおざっぱに知っていることを伝えると、今度はタモリが「室町時代知ってる?」と逆に尋ねた。
■文章を作るのは音声と映像
するとロボットは頷き「おお!」と、さらに驚くタモリ。その後も「江戸城は好きですか?」と聞かれ、「江戸城好き、面白いよ」と答えるなど、ロボットとの会話を楽しんだ。
ちなみに、このロボットはテレビの音声を聞き取りキーワードを取り出した上で、文章を作って話すという仕組み。また、画面に映っているものからもキーワードを取り出すため、ロボットはタモリが映った画面を見ると「人間は好きですか?」と尋ねた。
■「自分もそうなりたいですか?」
この不思議な質問に対して「人間好きだよ」と返すタモリ。その直後、ロボットが「自分もそうなりたいですか?」と奇妙な質問をすると、タモリは「俺もう人間だから…」と戸惑いながら答えた。
一方、ロボットからタモリへの問いは、ネット上で「タモさんに人間になりたいかと聞くAI、シュール」「急に哲学的な質問」と話題に。
なお、このロボットがまだ研究途中であることを踏まえ、視聴者からは「まだまだ改良の余地だらけだなぁ」「ロボット、まだまだとんでもなくガバガバ」といったツッコミも寄せられている。
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