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(写真:アフロ

衆議院が解散され、19日より選挙戦に入ります。参議院選挙と異なり衆議院選挙は勝った方が政権を取ります。よって政権選択選挙と言われます。立憲民主党はついに共産党と閣外協力を宣言しました。日本に初めて「(自公の)自由民主主義政権」か「共産主義(が参加する)政権」かの選択選挙になります》

10月15日、こうツイートしたのは自民党甘利明幹事長(72)だ。

19日に公示される衆院選立憲民主党が政権交代を実現させると、共産党は限定的に閣外協力することとなっている。それを受けて、甘利幹事長は冒頭のようにツイートした。

しかしネットでは、甘利幹事長に対して《共産主義の対立軸は資本主義だと思うのだが、彼は民主主義だと勘違いしているのかな?》《そもそも、自公は『自由』でも『民主主義』でもないだろ》との声が。

そして共産党志位和夫委員長(67)も、Twitterで真っ向から反論している。

《野党共通政策を読んでから言ってほしい。20項目の共通政策の内容は、日本の政治に、立憲主義民主主義・平和主義を取り戻し、暮らしを良くしていくということだ。わが党独自の政策や理念を持ち込んだりはしない》

ツイートのたび「説明をお待ちしています」

そんな甘利幹事長は経済再生担当大臣だった’16年1月、「建設会社から口利きを依頼され、見返りに金銭を受け取ったのでは」との疑惑が『週刊文春』によって報じられた。同誌によると記録が残っているだけでも、甘利氏や秘書は金銭や接待として1,200万円を受け取ったとのこと。

そうして大臣を辞任することとなった甘利幹事長だが、会見で自身が50万円を2回受け取ったことを認めながらも違法性を否定。そのいっぽう、「調査結果をしかるべきタイミングで公表する」とコメントしていた。

「しかしそれから約4ヵ月もの間、睡眠障害を理由に国会を欠席。その後、半年も立たないうちに、国会が閉じたタイミングで復帰。その姿に、野党からは『厚顔無恥』と非難の声が上がっていました。またあれほど国会を騒がしたにも関わらず甘利氏は『不起訴処分になった』『刑事事件になっていない』などといい、いまだ疑惑について説明らしい説明は何もしていません」(全国紙記者)

“説明なし”のまま’18年10月、甘利幹事長は自民党・選挙対策委員長に就任。’19年4月には自身のホームページで、選挙対策のためにネットメディアを注視するとして「音楽やダンスファッションスポーツ、誰もが身近に感じるように政治を身近に感じてもらいたいと思います」とつづった。そして、同年6月からTwitterを活発に更新していくことに。

「甘利幹事長は孫とご飯を食べていると報告や芸能人の結婚へのお祝い投稿、自撮り動画もよくアップしています」(前出・全国紙記者)

また先ごろ行われた自民党総裁選では《人徳は政界No.1の岸田さん。胆力が備わり、闘うリーダーの目になって来ました。翔べ!令和の劉備玄徳!》とツイートし、岸田文雄首相(64)との動画をアップしていた。

しかしツイートのたび、リプライ欄には《説明をお待ちしています》《国民への説明責任を果たしてください》と口利き疑惑への説明を求める声が尽きることなく寄せられている。

■「寝耳に水」は嘘?さらにDappiとの繋がり疑惑も

いっぽう今月1日、幹事長に就任したことで再び事態が動き始めている。野党が口利き疑惑について改めて調査する意向を示したのだ。

読売新聞オンライン』によると甘利幹事長は同日、口利き疑惑に触れ「私は寝耳に水(だった)。事件がどういうものであったのか、わからないところから始まった」「(経済再生相の)辞任会見で質問が出尽くすまで答えた」と会見で話したという。

しかし『文春オンライン』は6日、「寝耳に水」発言に対し“事実と異なる”とする記事をアップした。同サイトは甘利幹事長の秘書とされる人物が「大臣もこの案件は知っている」と話している音源を公開。また辞任会見で『週刊文春』の記者が手を挙げ続けたものの、最後まで指名されなかったといい「『質問が出尽くすまで答えた』とする説明は明らかな虚偽」ともつづっている。

甘利幹事長の疑惑はそれだけではない。かねてから野党のデマを流すなど問題行動が指摘されていたTwitterアカウントDappi』を運営するウェブ関連会社が、甘利幹事長が代表取締役を務めていた企業と取引関係にあったと『日刊ゲンダイデジタル』によって15日に報じられたのだ。

疑惑が重なる甘利幹事長。11日、Twitterに《自民党幹事長としての私の断固たる決意です》と投稿し動画をアップ。動画内で「日本はこんなものじゃないぞ!」と意気込んでいるが、同じ熱量で説明責任を果たしてくれるだろうか。