「『年俸』をなんと読んでいる?」調査

先日、2021年プロ野球ドラフト会議が行なわれ、各球団が将来有望な新人選手への入団交渉権を獲得。そんな、プロ野球を含めたスポーツでよく使われる言葉の中には、決して少なくない人が誤読している漢字があるようだ。


■「年俸」はなんと読む?

しらべぇ編集部では、全国10〜60代の男女384名を対象に「年俸」の読み方について意識調査を実施した。

「『年俸』をなんと読んでいる?」調査

その結果、全体の27.1%が「ねんぼう」、72.9%が「ねんぽう」と読んでいると回答。「年俸」は、スポーツ選手のみならず、契約に基づいて1年間に支払われる給与のことを指す言葉であり、度々ニュースや会話の中でも使われるが、人によって読み方にバラつきがあることがわかる。


■正しくは「ねんぽう」

なお、「年俸」の正しい読み方は「ねんぽう」。約3割近くの人が誤った読み方・呼び方をしていたことになる。

「ねんぽう」も「ねんぼう」も1文字違いかつ、発音したとしても、濁音か半濁音かの違いであるためわかりづらく、間違って使用している人が多いのかもしれない。

■つば九郎は誤読せず

時事ネタ満載なフリップ芸を得意とする、東京ヤクルトスワローズマスコットキャラクターつば九郎。毎年、選手の契約更改のタイミングで、球団に対して自身も年俸アップを訴えることで知られている。

2021年1月に行なわれた契約更改では、「ねんぽう28000えん やくると1000のみほうだい!!」とフリップで報告している。つば九郎は「年俸」をしっかり「ねんぽう」と読んでおり、さすがだ。


■20代男性は驚いた様子

しらべぇ編集部の取材に応じた20代男性は「え、ねんぼうじゃなくて、ねんぽうなんですか?」と驚いた様子。

これまで一切疑問に感じることなく、「ねんぼう」と読んでいたそうで「『俸』という字って、『棒』と似てるじゃないですか。なので、『年俸』も『ねんぼう』って読むものだと思ってました…」と語る。続けて「友人と野球関連の話をするときに、『年俸』って言葉をよく使うので、今後は気をつけたいと思います」とコメントしている。

『年俸』正しくはなんと読む? およそ3割もの人が“誤読”していた…