大阪王将

中華料理チェーン・大阪王将のとある店舗に、ターゲットを「おっさんに全振り」した珍妙な新商品が登場。しらべぇを代表するおっさん記者が早速味わってきたのだが、それは想像を絶する味だった。

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■「おっさん誉」だと!?

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到着したのは東京・大井町にある大阪王将大井町店。店頭には「元気に笑王(わらおう)! 明日への活飯」といかにもおっさん好きそうキャッチフレーズが添えられた期間限定メニュー「おっさん誉(ほまれ)焼モツからし天飯」(795円)の看板が。

メニュー名にもおっさんを入れるなんていい度胸だ。「おっさんのこと舐めんなよ」と意気込み、記者は鼻息荒く店内に突入。タッチパネルでこのメニューを注文した。

大阪王将

ちなみにこのメニュー、大阪王将の公式ページ、公式ツイッターでも一切紹介がない。それどころか、一般ツイッターユーザーのつぶやきすらない。店員さんに聞くと「始まったのは最近」としか教えてくれず、まだ解明されていない謎多き品書きなのだ。


■「酢からし」はどこにある?

大阪王将

10分ほどすると料理が登場。ふむふむなるほど、ベースは天津飯だ。その上に焼モツ、焼ネギがどっさり乗っている。

ポスターには「からし酢かけて、明日も元気に!」と書いてあったので、「(卓上の)酢とからしを追加でかければいいのですか?」と持ってく来てくれた男性店員に尋ねると、「もう乗ってますけど…」と即答。

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「え!? どこに乗ってるんですか?」と追加質問すると「もうこれかかってるんですよ! 黄色いカラシと酢が…」と倒置法で言い放たれ、飲み込みが悪いおっさんである記者はやっと気がついた。この料理、炒めたモツとネギが酸っぱ辛い「からし酢」ソースで味付けされているのだ。これは珍しい!

■ブリンブリンのモツが最高

大阪王将

さて実食。モツはしっかり火が通っておきながらブリンブリンの歯ごたえが残っており、噛むと脂の旨味が口いっぱいに広がる。臭みは一切なく、肉々しさが最高。焼き肉で食べている感覚があるほどこんがり香ばしい

さらに大量の焼きネギが、シャキシャキ食感と爽やかな香りをプラス。味付けは醤油ベースで、鷹の爪マスタードに近いマイルドなからし、酢が合わさって…激ウマい。一口食べると食欲を増進させるテイストが重なっている印象なのだ。お世辞抜きでこれはおっさんキラー。記者が完全に好きな味であった。ビール…あぁこれはビールよ!


■ハーフサイズは無視でよし

大阪王将

そしてその下にはふんわり卵焼きに包まれた大盛りライス。

モツ炒めに興味が集中してしまうが、これはれっきとした天津飯であり、もやしあんかけが乗ったコレだけでもハイレベルな味。焼かれて香ばしいモツとネギ、そして卵とご飯のマリアージュ、これは想像以上のウマさだった。

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ちなみにこの料理、スープが無料で付く。また餃子セットは1,060円。単品のハーフサイズ(762円)もあるが、33円しか割引にならない謎設定なので、通常メニューか餃子セットを頼むのが吉だ。記者は大井町店でしかまだ見つけていないが、もし他の店舗でも見つけることがあればぜひ…!

大阪王将、ターゲットを「おっさんに全振り」した天津飯が想像以上にすごかった