職場でうまく立ち回るには、良好な人間関係が欠かせない。しかし仲がいいだけではうまくいかない場合もあることが、しらべぇ編集部の調査で明らかになった。
■友達と同じ職場は避けたい？
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女384名を対象に実施した調査では、全体の47.7％が「友達と同じ職場で働くのは避けたいと思う」と回答。じつに半数近くが友達と一緒に働くことは避けたいと考えているようだ。
男女別では、男性が43.0%、女性が52.4%だった。若干だが、女性のほうが高い割合になっている。
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■30代は男女で大きな差が
性年代別で見ても、多くの年代で男性よりも女性の割合が高くなっている。
中でも30代では、男女間で約24ポイントもの差が。仕事も慣れてきて、私生活では結婚や妊娠・出産などライフステージが変化する年代のため、仕事とプライベートはきっちり分けたい…とより強く考える女性が多いのかもしれない。
■自分だけ昇給…気まずい雰囲気に
大学のときに、友達と同じバイト先で働いていた30代女性は、「最初のうちの不安な状況で知っている人がいて、とても心強いと思いました。その友達がいるから、他の人とも仲良くなれた感じです」と語る。
しかし働き続けているうちに、トラブルが起きた。「時給が上がったので、その友達に報告したんです。しかし彼女は上がっておらず、気まずい雰囲気に。私はみんなが上がっていると思ったのですが、違ったようです」と当時を振り返る。
■愚痴を言い合える存在
大学時代からの友達と同じ会社に入社した30代男性は、「最初は『比べられるのかな…』など不安がありましたが、実際にはメリットのほうが多い気がします」といいようにとらえているようだ。
友達と働くメリットとして、「なにかあったときには、お互いに愚痴を言い合えるのがいいですね。また彼の部署に用事があるとき、気軽に話を通せるのがありがたいと思っています」などを挙げている。
友達と一緒に働くことは、もちろんメリットもある。しかし、能力や成績に応じて格差が生じることもあり、友人との関係を守るために同じ職場は避けたいと思う人も多いよう。職場の人間関係には、ほどよい距離感が大切なのかもしれない。
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