秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と10月26日に婚姻届を提出する予定の小室圭さん(30)は、10月18日に秋篠宮ご夫妻に挨拶するため赤坂御用地を訪れ、眞子さまとも3年2カ月ぶりに再会するという。

ベテラン記者は「ご立派ですね」と感嘆

 10月12日眞子さまはご結婚の報告のため、昭和天皇武蔵野陵と香淳皇后の武蔵野東陵を参拝された。グレーの参拝服にマスク姿の眞子さまは、雨が降る中、玉串をささげて拝礼された。眞子さまのお姿を拝見しようと100人近くが集まり、整理券まで配布された。

「しっかりとした足取りで、内親王として過ごされた30年を思わせる為さりようでした。背筋をピンと伸ばされて、階段を昇降される時も軸がぶれない。取材をしていたベテラン記者はため息をつきながら、『ご立派ですね』と感嘆していたそうです。眞子さまが、多くの人の祝福を受けて嫁がれることが叶わなかったことを残念に思う人は多いでしょう。お帰りの際、眞子さまは集まった人々に対して、車の窓を大きく開けゆっくりと会釈されていました」(皇室担当記者)

 宮内庁が発表した複雑性PTSD心的外傷後ストレス障害)の診断には、大きな衝撃が走った。

「秋篠宮家の側近トップである加地隆治皇嗣職大夫は複雑性PTSDの発表に際して、“お支えが十分であったのか”と涙ぐんだほどでしたが、国民からの声を『誹謗中傷』と表現したことは異例でした。一時はお声を失われた上皇后陛下は、1993年のお誕生日に際した文書回答で『批判』という言葉を選ばれた。『どのような批判も、自分を省みるよすがとして耳を傾けねばと思います』と仰ったところから平成皇室の歩みが始まったことを思うと、隔世の感を禁じ得ません」(宮内庁関係者)

眞子さまいっぱいいっぱいだ」との懸念する職員の声

 以前から「眞子さまいっぱいいっぱいだ」と精神状態を懸念する職員の声もあったという。一方で、〈結婚されることで、眞子内親王殿下のご結婚に関する、ご自身とご家族及びお相手とお相手のご家族に対する誹謗中傷と感じられるできごとがなくなれば、「複雑性PTSD」の改善が進むと考えられます〉とした医師の文書に対し、「結婚すれば全て解決する」というニュアンス違和感を覚えるという意見もある。

ニューヨークの法律事務所に就職したばかりの小室圭さんが帰国したのは、記者会見のためでした。秋篠宮殿下が誕生日会見で、眞子さまと小室さんに対して『今までの経緯とかそういうことも含めてきちんと話すということは、私は大事なことだと思っています』と仰ったことへの最後の対応と思われます。

 眞子さま記者会見に同席されるにあたり、“小室さんには私がついていなければ”というお気持ちを抱かれているようです。眞子さまらしい使命感、責任感からなのだと拝察します。ただ、渡米後のあわただしい新生活の中で、本当に眞子さまのご症状の改善が見込める環境は整うのでしょうか。

 また一時金を受け取ることに対して、眞子さまがご自身の精神的負担を無視できないと感じられ、受け取りを辞退されたいという強いご意向を受け、支出されないことになりました。“一時金ご辞退”は、眞子さまご自身をお守りすることにはなるのかもしれません。しかし、今後ご結婚を控えておられる女性皇族方にとっては間違いなくご負担になるでしょう。皇室経済法などで、元皇族としての品位を保持するために支給が規定されている一時金について、個人のご意向を踏まえた解釈をしていいものかどうか。疑問が残ります」(前出・宮内庁関係者)

 ある皇室関係者は、“前例主義”の宮内庁にとって今回の解釈が重い意味を持つことになるのではないかと憂慮する。

「今後、ご結婚を前にされた女性皇族は、一時金の支給についてご意向を確認される場合があるかもしれません。そして、品位保持のための一時金を受け取った場合、“国民からの反発を受けるのではないか、どう判断すればよいのか”と思い悩まれるような、そういった前例を作ってしまったのではないでしょうか。後に続かれる皇族方、そして眞子さまより以前に民間人となった方々のお気持ちも尊重されるべきものだと思います。皇族方や民間に嫁がれた方の中には、眞子さまのご様子を心配して見守りながらも、驚いておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか」

守谷絢子さんは「元皇族として天皇皇后両陛下をお支えしていく」

 近年、結婚によって皇族の立場を離れられた紀宮さま(現・黒田清子さん)は、結婚式後の記者会見で「両陛下や家族との日々を大切に心に持ちながら、新たにさまざまなことを学び、黒田家の一人として新しい生活に臨んでまいりたいと思います」と新生活の抱負を述べられた。

 また、高円宮家の三女・絢子さま(現・守谷絢子さん)は「皇族の一員に生まれるということは、天皇皇后両陛下をお支えすることだと教わりながら育ちました。今日をもって私は皇籍を離れますが、元皇族として天皇皇后両陛下をお支えしていくということに変わりはございません」と思いの丈を明かされている。

 眞子さまのご結婚当日の10月26日午後、都内のホテルで行われる記者会見の会場費用は眞子さま小室圭さんのお二人が負担するという。秋篠宮さまはこの会見を一つの“けじめ”と受け止められているというが、お二人からは何が語られ、どのような質問がなされるのか。

眞子さまはお一人で、両陛下と上皇ご夫妻にご挨拶

 眞子さまのご結婚に伴う皇室慣例の儀式や行事は行われない。上皇ご夫妻、特に美智子さまは「大変心配し、眞子さまの健康を案じられているご様子」だと高橋美佐男上皇侍従次長が明らかにしたという。美智子さまは、近ごろの外出に際してミントグリーンのブローチをお召しになっていた。これは、眞子さまが婚約内定記者会見でお召しになったドレスを思い起こさせるものだが、「ご家族のどなたかが苦しい状況におありの時は必ず、それは家族全体の苦しみだからと言われ、心配しつつ見守ってこられ」た美智子さまから、初孫である眞子さまへのメッセージなのだろうか。

 眞子さまはご結婚を前に、皇居・宮中三殿に庭上から拝礼し、お一人で天皇皇后両陛下、上皇ご夫妻に挨拶される。

(佐藤 あさ子/文藝春秋

10月12日、武蔵陵墓地を参拝された眞子さま ©JMPA