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“選挙の顔になり得ない”と辞職に追い込まれた菅義偉前総理に代わり、捲土重来で新総理の座についた岸田文雄氏。所信表明演説での力強い話ぶりは、今月行われる衆議院選挙自民党勝利をいくらか手繰り寄せたようにも感じられた。

しかし、自民党の中では国民的知名度の高い河野太郎氏、小泉進次郎氏、石破茂氏といった面々のいない新閣僚の顔ぶれは、あまりに心許ない。

今回本誌では、女性読者に対して岸田内閣の大臣に関するアンケートを実施。(10月8日10月11日)。その知名度と期待する政策について聞いてみた。

【岸田内閣の大臣の名前を見て、顔が思い浮かぶ議員はだれ?】という質問で、総理以上に票を集めたのが、内閣府特命担当大臣(地方創生 少子化対策 男女共同参画)の野田聖子氏。実に74%もの読者が「顔が浮かぶ」と答えた。続いては岸田文雄内閣総理大臣。総理としては残念な第2位という成績で、67%の読者が顔と名前が一致すると答えた。

第3位は意外にも萩生田光一経済産業大臣。岸田総理と大差のない59%となった。その後は、岸信夫防衛大臣(39%)、茂木敏充外務大臣(33%)、牧島かれんデジタル大臣(31%)と続く。しかし内閣が発足したばかりとは言え、認知度50%を超える大臣が3人しかいないというのは、寂しすぎる結果ではないだろうか。

岸田内閣に政策で期待することとしては、「消費税減税」「コロナ対策の現金給付」「申し込んだ人だけが恩恵を受けられるような対策ではなく、国民全員平等に受けられる対策を打ち出してほしい」といった、新型コロナで打撃を受けた人たちからの給付に関するコメントが多く寄せられた。

“選挙の顔”を立てるために行われたはずだった自民党総裁選だが、結果誕生した岸田内閣は、安倍内閣、菅内閣と比べてもまるで“顔なし”。有権者にとっては、ますます誰を選べばいいのかわからなくなった!?

【岸田内閣の大臣の名前を見て、顔が思い浮かぶ議員全員をチェックしてください】

1位:野田聖子 内閣府特命担当大臣(74%)
2位:岸田文雄 総理大臣(7%)
3位:萩生田光一 経済産業大臣(59%)
4位:岸信夫 防衛大臣(39%)
5位:茂木敏充 外務大臣(33%)
6位:牧島かれん デジタル大臣(31%)
7位:堀内詔子 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当(19%)
8位:鈴木俊一 財務大臣(17%)
9位:松野博一 官房長官(11%)
10位:西銘恒三郎 復興大臣(7%)