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 ヘビが苦手と言う人は多いだろう。苦手じゃない人だって猛毒のガラガラヘビとなれば話は別だ。家の中でまったりとくつろいでいるその真下に、大小とり揃った92匹のガラガラヘビが潜んでいるとしたらどうだろう?

 想像しただけで気絶寸前になるかもしれない。で、実際にそんな脅威に晒されていたのがアメリカ、カリフォルニア州に住むご家族だ。

 ガラガラヘビは家の下に巣を作り、子作りに励んだ結果、90匹以上に増殖。爬虫類レスキュー隊による捕獲大作戦が開始された。

【画像】 家の下で子作りに励まれた結果92匹のガラガラヘビ大家族が

 アメリカ、カリフォルニア州ソノマ郡で、女性は見てはいけないものを見てしまった。家の下で大量のヘビがたむろっていたのだ。

 女性は早速、ソノマ郡の爬虫類レスキュー隊に通報。捕獲大作戦が始まった。レスキュー隊の主任、アランウルフ氏によると、そこにいたのはガラガラヘビの大家族で、3時間45分かけて59匹の赤ちゃんと22人の成体を捕獲。

 集められたガラガラヘビはレスキュー隊のFacebookに投稿された。

 だがちょっと待ってほしい。59+22=81匹だ。そう、まだこれで全部ではなかったのである。

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 家の土台は岩の周りに建てられており、ヘビは好きなように行き来できるため、まだヘビが潜んでいる可能性が高い。ウルフ氏は、その後2回ほど家を探し回りさらに7匹、追加で4匹のヘビを捕獲。合計92匹となった。

ガラガラヘビの繁殖期だった

 シアトルのパーク博物館によると、今回捕獲された種はノーザンパシフィックガラガラヘビ(Northern Pacific rattlesnake)で、8月から10月の間に4~21匹の子供を産むという。また、多くのメスが一つの巣穴に集まって出産することが多いという。

 ノーザンパシフィックガラガラヘビの大きさは個体差があるものの、最大で162センチに達したものもあるという。

 毒蛇であるガラガラヘビは、小型の哺乳類両生類爬虫類、鳥類などを捕食する。ガラガラヘビが人間を噛むのは、通常、脅された場合か自己防衛の場合のみでという。

 だが毒性が強いため、噛まれた場合は、直ちに医療機関を受診し、抗毒剤による治療を受ける必要があるという。

 脅すつもりはなくてもうっかり尻尾でも踏んだら相当なダメージを受けるわけで、なるべくなら家に巣を作ってほしくないものだ。

 
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想像してごらん?自分の家の下に92匹のガラガラヘビが住んでいることを(※ヘビ大量出演中)