新型コロナウイルスによるパンデミックで、幽霊や死後の世界に人々がより関心を持つようになったという。心理学の専門家らによると、コロナ禍で死が身近になったことで、超常現象にハマる人々がイギリスで増加しているそうだ。

ネットフリックスの「ホーンテッド:衝撃の超常現象」や「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」といった番組が人気を博していることもその証拠の1つだそうで、ロンドン大学ゴールドスミス校のクリスフレンチ教授はこう話している。

「愛する人が亡くなった時、人間は死や、死ぬことについてたくさん考えるようになります。死は終わりではないという証拠を見せてくれる、転生や超常現象といったものに興味を抱くのです」

一方、実話を基にしたBBCポッドキャストドラマ「ザ・バタシー・ポルターガイスト」の脚本家ダニーロビンスは、「我々は死んだらどうなるのか? それは最大の疑問なわけです。そしてその疑問は、我々が現在いる混沌とした不安定な時代に直結します。悲しいことにコロナにより死が満ちた時代です」と続けた。