リバプールレジェンドである元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏がマンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督の続投を疑問視した。イギリススカイ・スポーツ』が伝えている。

ユナテッドは今夏にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが復帰したほか、イングランド代表FWジェイドン・サンチョフランス代表DFラファエルヴァランを獲得するなどの大型補強を敢行。現体制下でいまだ届かずにいるメジャータイトルを目標にシーズンインしたが、プレミアリーグでは他の優勝候補とチーム完成度の差が浮き彫りとなり、順位も6位と上位陣との差は広がりつつある。

以前からスロースターターな印象もあるユナイテッドにしてみれば、ここまで8試合を消化して4勝2分け2敗とまずまずの成績を残す今季序盤だが、16日に行われた第8節のレスター・シティ戦では2-4の大敗。リーグ3試合勝ちなしとなり、スールシャール監督の解任論も再燃している。

それでも、OBであるギャリー・ネビル氏はスールシャール監督を擁護する姿勢を示しているが、キャラガー氏は反対に解任すべきだと主張。ユナイテッドプレミアリーグチャンピオンズリーグ(CL)優勝を目指すのであれば、より優秀な指揮官が必要だと語っている。

「彼のスタイルは何だろうか? オーレがかつてのユナイテッドについて話すのはよく耳にする。カウンター攻撃や素晴らしいゴールなど、まるでユナイテッドの歴史の授業のようだ。彼はその歴史の一部であり、それ自体は素晴らしい。それで、オーレは今何をしている? 彼のアイデアは? 私はそれを見られていない」

ユルゲン・クロップの最初の試合、アダム・ララナはピッチを後にしたとき彼の腕の中で倒れていた。トーマス・トゥヘルは3バックを採用していて、ジョゼップ・グアルディオラの最初の試合ではサイドバックが中盤にいた。しかし、ユナイテッドは今もあるときは単独でプレスをかけ、あるときは歩き回っている」

「オーレはユナイテッドの監督として、本当に良い仕事をしたと思う。彼は母国での経験とカーディフでの1年間の経験を持ってこの仕事に就いた。ジョゼ・モウリーニョルイス・ファン・ハールのような人物との比較はできない」

「彼がユナイテッドの監督として、プレミアリーグやCLで優勝することはないだろう。長年の経験を持ち、主要なトロフィーを獲得してきたクロップ、トゥヘル、グアルディオラのようなレベルではない。今もユナイテッドは良いチームだが、もっと良いチームになるはずだ」

「オーレがトロフィーを獲得すれば、この仕事にとどまるべきという考えもある。だが、ユナイテッドはFAカップやヨーロッパリーグでしか勝てないだろう。そして彼がそれを獲得したとしても、ユナイテッドにはもっと優れた監督が必要だ。オーレを批判しているわけではないが、このリーグで他の監督と競争できるような人物が必要なのだ」

「彼自身、ユナイテッドのファンと同様に、自分がプレミアリーグのトップにいる他の監督と同じレベルではないことを理解しているだろう」

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