2022年1月14日(金)公開の映画『フタリノセカイ』より、ポスタービジュアルが解禁された。

『フタリノセカイ』は、トランスジェンダーの男性・真也とシスジェンダーの女性・ユイという、「恋愛し、結婚し、家族をつくり、人生を歩むこと」を願うふたりの物語を描いた映画。自身も女性から男性に移行したトランスジェンダーである飯塚花笑(いいづか かしょう)氏が、監督・脚本をつとめた作品だ。飯塚監督は、ぴあフィルムフェスティバル PFF アワード 2011において、自伝的作品『僕らの未来』で審査員特別賞を受賞している。本作でユイを演じるのは、『茜色に焼かれる』、『ボイスⅡ』(日本テレビ)などの片山友希。ユイは、トランスジェンダーの真也に対する葛藤に揺れつつも、一緒に生き、支えていくことを選択する。また、『弱虫ペダル』『スパイの妻』などの坂東龍汰は、真也役で出演。真也は、子どもの頃から違和感を抱いていた自身の性に対し、向き合い、自分らしく生きていこうとする。

(C)2021 フタリノセカイ製作委員会

(C)2021 フタリノセカイ製作委員会



解禁されたポスタービジュアルでは、暖かな配色に片山と坂東のキスシーンを採用している。

W主演の片山と坂東のコメントは以下のとおり。

 

片山友希

片山友希 (C)2021 フタリノセカイ製作委員会

片山友希 (C)2021 フタリノセカイ製作委員会

撮影当時の私は22歳で愛とはなにか分かりませんでした。

人を想う事の難しさや自分の気持ちだけではどうにもならないこと。

悩んで考えて少しずつ進むの繰り返しです。

自分の感情を素直に受け入れるのも簡単じゃないと知りました。

人に優しくするのは当たり前で人にしてもらって当たり前な事なんてないんだと思いました。

 

坂東龍汰

坂東龍汰 (C)2021 フタリノセカイ製作委員会

坂東龍汰 (C)2021 フタリノセカイ製作委員会

今回この役のお話をいただいた時は正直驚きました、自分に演じられるのか不安もありました。

しかし飯塚監督と何度も役について話し合い深めていく事により真也という役を演じることが楽しみになりました。

トランジェンダーとして色々な葛藤と戦う真也、それを支えるユイのフタリの究極の愛を描いた作品になっています。僕自身初めての挑戦が沢山あった現場でしたがユイ役の片山友希さんに助けられながら丁寧に演じられたと思います。是非劇場でご覧ください。

多くの方の心に届くことを願っています。

 

また、11月4日から10日まで開催される『ソウル国際プライド映画祭 2021』のコンペティション部門「Asia Pride Section」に本作が出品されることも決定。2021年に11年目を迎える同映画祭は、韓国内外の優れた作品性を備えた多様なクィア映画を披露する文化フェスティバル。今年は世界32ヶ国124編の作品規模で開催される予定だ。

 

2022年1月14 日(金)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー。