10月24日(日)の「世界一の九州が始まる!」(毎週日曜朝10:15-10:30、RKB毎日放送ほかJNN系九州各局)は、MRT宮崎放送製作の「UMAMIを世界に!7代目が生んだ粉末みそ」を放送する。同番組は、生産者、伝統工芸家、企業技術者、アスリートなど、さまざまなジャンルで「世界一」と誇ることのできる九州の魅力を紹介するドキュメンタリー番組。

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霧島連山のふもと宮崎県都城市136年続く老舗のみそ蔵、「早川しょうゆみそ株式会社」。2020年に、5年間かけて開発したみその新商品を販売したところ、世界の有名誌に掲載された。世界が注目するその商品は、みそを粉末にしたもの。みその粉末化は、設備投資に豊富な資金がある大手企業でないと実現できないと言われていた。また添加物を加えるなどして粉末化されるという。

今回開発された粉末みそ「umami・so」は、大豆、大麦、塩のみの材料で添加物を加えず自然の風味と旨味を生かした粉末みそ。生み出したのは7代目を継承する早川薫さん。大学時代に東日本震災を関東で経験した早川さんは、被災地の炊き出しに便利で軽い粉末みそは作れないかと、ずっと心に留めていたという。

その作り方は企業秘密で、作業に関わるスタッフにも秘密保持契約をしているほどだ。次期後継者の新しいみそは、料理の幅を広げ、世界の料理人たちも興味を示している。世界が日本の小さなみそ蔵の新商品に注目する理由に迫る。

粉末みそを使い、色んな料理にアレンジ