筋肉の動きを抑制することで、メスをいれずに手軽に顔の悩みを改善できるとあって人気のボトックス。ただ注入量や注入部位が不適切だととんでもない結果になってしまうこともあるようだ。『The Sun』などが伝えている。

ティックトッカーのニキータ・キンバリーさん(Nikita Kimberly)が先月30日、TikTokに投稿したボトックス失敗動画が注目を集めている。

ニキータさんは笑うと顎にえくぼができることが気になり、クリニックで顎にボトックスの注射を打ったところ顔が歪んでしまったという。

動画ではニキータさんが「ボトックスの“ホラーストーリー(恐ろしい話)”にようこそ」と語り始め、施術をした理由について説明するのだが、左側の唇が下がり滑舌が悪い。

ニキータさんの顔は明らかに不自然で「顎の筋肉に柔軟性がなく、笑うとくぼみができちゃうの。それでボトックスをしてみたけど、顔の片側に薬の成分が入ってしまったようよ。だから話をすると時々唇を噛んでしまって、舌足らずになってしまうの。口を開けて話をしたり笑ったりすると、顔全体が歪んでいるように見えるのよ」語り、こう続けた。

「私の顔は左右対称だったのに、こんなことは初めてよ。リップフィラーはいいけど、お願いだからボトックス注射はしないでちょうだい! 絶対よ。」

実はニキータさんはこの施術の少し前にリップフィラーに挑戦しており、注射針を使った施術に対してフォロワーは「私は針恐怖症。絶対やらないわ」「何も感じないようにクリームを塗るから、痛みは感じないけど、見ているだけで十分」「副作用がないって言われるけど、やっぱり嫌」「薬が溶けるまで数か月も待てないわ」「ホラーストーリーはよく聞くから、自分はパス」「私はやってみたいと思ってる。いい医者を選べってことよね」といったコメントを書き込んでいた。

またニキータさんのボトックス失敗動画を見たスキンケアクリニック「ロンドン・リップ・クリニック(London Lip Clinic)」の創設者ルペシ・シャー氏(Rupesh Shah)は「ボトックスが顎の筋肉だけでなく、他の部位にまで影響を及ぼしてしまっているようです」と述べ、その理由について次のように説明した。

「ボトックスを注入した場所が不適切であったか、ボトックスの量が多すぎたということでしょうね。こういった失敗を避けるためには資格を持った経験ある施術者を選ぶことが大切です。ただボトックスは効果が永久に持続するわけではないので、5か月もすればもとに戻るでしょう。」

ちなみにボトックスの失敗により無表情になったり、上手く食べ物が噛めなくなったり、人相が悪くなるケースは度々報告されている。アメリカのある女性は、不気味な笑みを浮かべるジャック・ニコルソンのようになってしまい注目された。ボトックスの量が多すぎたのが原因だという。

画像は『Nikita Kimberly 2021年9月30日付TikTok「Botox fail」』『The Sun 2021年10月19日付「FACE FACTS I got Botox to fix my chin dimples and now I talk with a lisp and my whole face is crooked」(Credit: @corpsegirly/Tiktok)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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