劣悪な飼育環境におかれていた生後5日目の子豚が救助された。すでに母ときょうだいを失っていた。
豚の保護区を運営するカップルが、愛情もって世話をし続けたところ、子豚は元気に回復。持ち前のやんちゃな性格でエネルギッシュに走り回るようになった。
現在は、他の孤児の子豚や一回り大きな仲間の豚たちと、保護区でとても幸せに暮らしているようだ。
Tiny 5-Day-Old Piglet Loves To Tease All The Bigger Pigs | The Dodo Little But Fierce
アメリカのアリゾナ州フェニックスにある豚の保護区『Better Piggies Rescue』に、犬の救済保護施設から助けを求める連絡が寄せられたのは、今年4月のことだった。
劣悪な環境で複数の動物を多頭飼いし飼育放棄していた人物の屋敷から、生後5日目の小さな豚が救出されたのだ。
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当初、子豚は母親ときょうだいと共にその屋敷で飼われていたようだが、たった1匹の生き残りとなってしまった。
保護区のカップルは、すぐに子豚を自宅へ連れ帰り、ローキー(Loki)と名付けて世話をすることにした。
最初、とても小さいローキーは弱々しそうに見えたが、カップルが2時間おきに必須ビタミンを混ぜた餌を与え愛情を注いで世話をすると、徐々に体重が増え、元気になった。
やんちゃぶりを発揮しカップルとも絆を築く
カップルは、その後ローキーを保護区内で保護している同じ孤児の子豚や仲間の豚と引き合わせた。
仲間を求めていたのか、ローキーはすぐに子豚たちに懐き、やんちゃぶりを発揮するようになった。
エネルギッシュに走り回り、自分よりも数倍大きなサイズの豚にも臆することなく接するローキーは、今や保護区のマスコット的存在だ。
カップルは、ローキーについてこのように話している。
他の豚だと大き過ぎて、なかなかしょっちゅう寄り添うことはできないのですが、ローキーは私たちにべったり寄り添ってきて、そんな姿がとても愛らしいのです。
生後間もない頃から世話をしているので、ローキーとの間には信頼や絆を築いています。
今は少し成長していますが、とてもかわいく、私たちはローキーが大好きです。
なお現在、保護区ではローキーのスポンサーを募集中している。また、保護区で暮らす豚たちの日常は、インスタグラムアカウント『betterpiggies』からも閲覧できる。
written by Scarlet / edited by parumo
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