SNSに画像流出
ランドローバーは、10月26日に5代目となる新型レンジローバーを正式に発表する予定だが、ネット上に画像が流出し、そのデザインが明らかになった。新型レンジローバーについては先日、ティーザー画像が公開されたばかりだ。
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cochespiasによってInstagramに投稿された画像は、さまざまな角度から新型レンジローバーを写したもので、カモフラージュなしの最終デザインが初めて確認された。予想通り、スタイリングの刷新は革命的というよりも進化的であり、全体的に滑らかでミニマルな印象を与えることに重点が置かれているようだ。
新しいグリル、ライト、バンパーが5代目の特徴となっているが、印象的なのは、リアエンドのブラックパネルで、縦型のブレーキライトとテールゲートを結んでいる。シルエットはほぼ変わらず、フロントドアの「ギルプレート」も引き続き採用されており、ボンネットはクラムシェル風のデザインになっているようだ。
インテリアの写真では、ジャガー・ランドローバーの最新ソフトウェア「Pivi Pro」を搭載した新しいタッチスクリーン、新デザインのステアリングホイールとセンターコンソール、そしてデジタル化されたクライメートコントロール操作パネルが確認できる。
さらなる詳細は、10月26日に正式発表される予定だ。
デザインは正常進化
以前、読者のMohammed Rajak氏から英AUTOCAR編集部に寄せられた画像には、スコットランドぼハイランド地方を走る2台のテスト車両が写っていた。そのうちの1台はトレーラーを牽引していたが、これはパワートレインのテレメトリを目的としたものと思われる。
新型レンジローバーはここ1年ほどの間に、さまざまなカモフラージュを施したテスト車両が欧州各地で走行するところが目撃されている。今年初めには、ある写真家がテスト車両に接近し、部分的にカモフラージュされたインテリアの撮影に成功した。
キャビン全体のデザインを確認することはできないが、2枚の画像からいくつかのヒントを得ることができた。1つ目は中央のタッチスクリーンで、これまでよりも大幅に大きくなっている。また、最新OS「Pivi Pro」をさらに進化させたものが搭載されているようだ。
ステアリングホイールには、触覚フィードバック機能が搭載されている。おなじみのデジタルディスプレイも見られるが、その他の部分はカバーで隠されていたり、未完成だったりする。ジャガー風のシフトレバーも確認できるが、これが市販車に採用されるという情報はない。
新技術採用に期待
一部のテスト車両には4本出しのエグゾーストが搭載されていたが、これは最上位のV8エンジン搭載モデルであることを示唆している。第5世代の新型レンジローバーに搭載されるのは、BMWから借用した4.4Lターボだ。
また、後輪操舵システムを示す画像もある。どのモデルに搭載されるかは未確認だが、新開発のMLAアーキテクチャーの柔軟性を示す手がかりとなる。
ニュルブルクリンクでは、レンジローバーがアグレッシブに走行する様子が映像に収められている。ワイドなスタンス、ワイドなホイールアーチ、そして堂々としたフロントエンドを特徴とするこのモデルは、スタイリングの進化と顧客が期待する伝統とのバランスがとれているように見える。
ライバルとして見据えているのは、BMW X7やメルセデス・マイバッハGLSといった高級SUVだろう。
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