中国のポータルサイト・網易に20日、米国の首都ワシントン地下鉄で日本企業製の車両が脱線を繰り返す事故が発生したことについて「神話が崩壊した。いや、もともと神話など存在しなかった」とする記事が掲載された。
 
 記事は、米ワシントンで現地時間12日、1日に3回脱輪事故が発生したと紹介。事故調査の担当者が当初はレールの配置に問題があったとの見解を示したものの、その後調査を進めるうちに、川崎重工製の列車設計に欠陥があったことが脱線の原因との見方が強まったと伝えた。
 
 そして、現地の関係当局が同18日に午前に同社製の列車の運行をすべて停止することを発表、地下鉄が通常運行できなくなり、多くのワーカーが時間通りに出勤できない事態となったことを紹介した。
 
 その上で、日本の製造業を巡るトラブルは今回が初めてではないとし、「日本製」はかつての高品質という代名詞から「偽装」の代名詞に変化しつつあると主張。日本の「匠の精神」あるいは「職人気質」は今や「謝罪の匠」へと変貌し、一旦ミスが発覚すると会社の上から下までが揃って謝罪をする一方で、実質的な是正が行われないまま有耶無耶にされるのだと伝えた。
 
 また、日本製列車はこれまでにも海外で問題を起こしており、2017年には英グレートエスタン鉄道に導入された日立製作所製の車両が運転初日に天井からの水漏れを起こして問題となったことを紹介している。
 
 記事は、今回の脱線事故について「製造業にはこれまでもこれからも神話など存在せず、地道な努力と工夫によって質の高いものを作ることこそが王道だということを、日本企業に対して、そして中国の製造業に対しても警告するものだ」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

米地下鉄で日本の車両が3回脱線、日本製造業の「神話」崩壊なのか?=中国メディア